しあわせな臆病者



願いが叶うなら、と
思い切り願ったのに
叶った現実を見て
怯えてる
願いが叶わない、と
嘆いた孤独を忘れて
責任感がどうとかって
恐れてる

そこは踏ん張らなきゃ
両足がついてるでしょ
私、この足を今まで
どれだけ無駄にしてきたの
考えるの


夜空に嘆いたりしないで
あれは救ってはくれない
ここは私が望んでた場所
今は光、見えなくても
青い空が広がってるのに
恨めしそうな顔して
生きないで
生きたくない、って
一昨日の君、言ってたでしょ

抱きしめて

そばにあるそれが、
信じられるすべてなの

手を離して壊れてしまうそれは明日の自分自身なの

気づいて。