となり町戦争



ようやっと読み終えたのでレビュ!





これ、文庫じゃなきゃ別章って
収録されてないんですね…
個人的には、
別章ありきで好きです。

直接的に見たり、感じたり
出来ないままに進む戦争。
自覚もないままに
知らないうちに
戦争に関わっていく主人公。

主人公は正に今の私たち。
そして周りを“おかしい”と思う。
それが私たちにとっては
“当たり前”であって、
だけどそれがでいいのか?と
疑問を投げかけられて
初めて、はっとする。

物語の中で、特別大きな
感情の動きがある訳じゃない。
それでもどこか、
“現実”を“非現実”と
区別している事実に対して
悲しく思えてくる。

人間なんて基本的には
無責任なものなんです。
うっすら分かってはいたけど
自分ももしかしたら
無自覚のうちに…
なんて、
すこし怖くなりました。
すこし悲しくなりました。



本編でその想いに触れた後、
別章で改めてその悲しさを知る。

必ずしもその行為が
正しい訳じゃなくても目を背けることが
必ずしも自分の為には
成り得ないんだな、って
感じました。





なんかやたら長々と
書いちゃってすみません。
書きたいことが上手く
纏まらなかったのです

(´・ω・`)

疑問を抱きつつ読み進めても
最後にはすっと物語が入ってきます。
やっぱり疑問は残りますけどね。
そこは、きっと関係ないんです。


たまにはこういうのもいいですね^^


少し、生き方やものの見方を
考えさせられる小説でした^^






次何読もうかな!

戯曲も読みたいけど
平面いぬも恋文の技術も
気になる…むむむん。

戯曲ならシェイクスピアか
クドカンか三谷幸喜かなー