2009-7-7 13:31
読み終わったよ〜
個人的には、前に唯一読んだ事のある桜庭一樹の小説“少女七竈〜”より、こっちの方が好きかもしれません。
特に、登場人物が魅力的でした。
(友彦…脳内では美人なKAITO兄さんみたいな顔に変換されていたよ^^^^←←)
ぷつり、と夢から醒める感じが、日日日の“ピーターパンエンドロール”に少し近いような感じがしました。
そこが好き。
でもそこが切ない。
そんな自分はまだきっと
夢から醒める事が出来ない
夢に潜っていたい、子供なんです。
先生、あたしも生きてたら
大人になるんですかね?
少なくとも、生きようとしなきゃ未来は訪れない。変化も訪れない。進化も訪れない。
不思議な登場人物の中、先生はなんだかんだで一番身近で、なんだかんだで優しくて、リアルに感じました。だいすきです。だけど実際居たら反抗してしまうかもしれない。
・・・そんな、正義感に溢れて教師になったのに現実に打ちのめされている様が、本当にリアルで居心地の良さを感じました。不思議な世界の束の間の休息のようでした。
全体を通して、寂しくて
すこし、可笑しくて
ちょっと愛おしい
そんな感じがしました。
友彦愛しいよ!←
花名島鈍感すぎるだろ!←
少女七竈よりやっぱりわたしは
こっちの方が好きだな。
ちょっと黒いけど純粋な感じとか
乙一スキーとしては、少しだけ、「死にぞこないの青」とか「夏と花火と私の死体」とかを思い出しました。
でも本当に、
すこしだけ、
ですけどねん。
(*´∀`)つ