逢魔時奇譚【34話(30)】
「キィイイ!下等生物人間の分際でぇえ!せっかくぼくガ下等生物に良い案を出してあげタっていうのにィイ!キィイイ!」
「あたしはこのベラベラうるせぇ悪魔野郎をぶっ殺さなきゃならねぇから。お前ら2人はデコ助の所へ行くか…あー…アイツ今バトル中かもな。なら祓本部に戻った方が安全だな。道。分かるだろ?お前ら未来でエクソシストなんだもんな」
「け、けどおかぁエクソシスト辞めたんだろ?ならバトルスーツに変身できねぇじゃねーか…!」
「俺らも残る。じゃねぇと、いくら下級悪魔相手でも生身のオフクロじゃ勝てねぇだろーが…!」
「ゴチャゴチャうるせぇガキ共だな!早く逃げやがれ!ガキはおとなしく大人の言う事を聞いてりゃイーんだよ!お前らもボコボコにされてぇのか!?」
「何だよ何だよー!おかぁは悪魔より怖ぇーじゃねぇか!!」
「…オフクロなら生身でも悪魔に勝てそう…つか勝てるな絶てぇ…」
天音はぎゃあぎゃあ泣き喚きながら、聖弥はドン引きしながらこの場を走り去って行く。
「……」
そんな2人を顔だけを後ろへ向けて見送りながら聖愛は、先に走って行った天音に聞こえないよう聖弥だけを呼ぶ。
「…聖弥。だよな?」
「あ?」
聖弥が振り向けば…