逢魔時奇譚【34話(28)】
「あレれ?」
「なんて言うかと思ったかよボケ!誰が悪魔の口車に乗るかっつーんだ。確かにあたしはてめぇの言う通りデコ助じゃねぇ人を好きだったよ。だから天樹とあたしの子供だっつーこいつら2人をあたしの子供だなんて絶てぇ認めたくなかった。けどよ。よく考えてみれば、口が超絶悪りぃところとか、おかぁって呼ぶなって何回言っても聞かねぇところとか。頭の天辺から足の爪先までとにかく馬鹿なこいつら2人は、頭の天辺から足の爪先まで馬鹿なあたしとそっくりなんだわ。だからよ」
タンッ!聖弥と天音の前に着地した聖愛。まるで2人の前に立ち塞がる壁のように。額やあちこちから血を流しながらも痛い素振りなど決して見せず強気に勝ち気に、悪魔を睨みつけた。
「絶てぇ殺させねぇ。こいつらは…聖弥と天音はあたしの世界一大切な子供だ!!」
「おかぁー!!」
「オフクロ…」