逢魔時奇譚【34話(27)】
「君ニとって神堂聖弥と神堂天音は邪魔な存在だった筈だヨね?だって君は2人を未来から来タ自分ノ子供だとハ頑なに認めなかったジゃないか」
「……」
「良い事ヲ教えヨうか。こいツらは今ぼくに殺されれバ、未来ノこいつらも死ぬんだよ。君は本当ハ佐倉天樹じゃなイ別の人間に恋い焦がれてイたんだヨね?ならこいつラをぼくに殺させてよ!そうすれば君は佐倉天樹の妻にならなクて済むし、こいつらの母親にならなくて済む!ぼくはこいつらヲ殺せる!ぼくと君の利害が一致すルよ!」
「……」
「お、おかぁ…」
「オフクロ…」
聖愛は白い歯を覗かせて鼻で笑う。
「…そうかよ。そりゃああたしもてめぇもWin-Winだなァ悪魔」
「おかぁ…!」
「おい…オフクロ…」
「でしょう?!じゃアぼくがこいつラを殺すから君はおとなしく其処で見てい、」
スパァン!
「テッ…?」
話している最中に少年悪魔の首を、隠し持っていた護身用ナイフで切り飛ばした聖愛。少年悪魔の首が宙を舞う。