逢魔時奇譚【34話(25)】
「おかぁ!?どうしたんだよその怪我!」
「ンだよ…!血ィ出てるじゃねーかオフクロ!」
「アタシ絆創膏持ってるぜ!すぐ手当するから、」
「ゴチャゴチャうるせぇ!あたしの事は良いからお前ら今すぐ此処から離れろ!」
「何だよその言い方!手当してやるって言ってるのに!」
「いいから此処から離れろ!早く!じゃねぇと…!!」
「ぼくガ来ちゃウから。カナぁ?」
「!!」
背後からノイズがかった声が聞こえたと同時に、先程聖愛と相対していた少年悪魔がいつの間にか聖弥と天音の背後に現れた。
「んなっ…!?」
「悪魔!?」
「君達を過去へ送ってかラ空間の歪みの事故で見失ッていたケど、やぁっト見付けたよ。でもそのお陰デ大好きなお父さんとお母さんとたくさンお話できたでシょ?もう満足だよね?そろソろ時間だ。憎きエクソシストハ滅びるべキ存在だからね。さぁ死のうカ神堂聖弥。神堂天音」
「バッ…!ボサッと突っ立ってンじゃねぇ!お前ら逃げろ!!」