逢魔時奇譚【32.5話(4)】
「おやおや。恋人のれいな様の前で恥をかかされてご機嫌ナナメのようだね神堂」
「えっ!?仲が良いとは思っていたけどれいちゃんって隊長と付き合ってたの!?やるーっ!💖付き合って何年?!」
「3日前ですわ」
「最近じゃなーい💖きゃー💖超ラブラブな時ね!?💖」
「いえ!全っっく!!小梅貴女も先程見ておりましたでしょう?!偉そうに指示ばかりですし、わたくしに暴言の嵐!果にはまだポンコツ呼ばわり致しますのよ!全くラブラブなどではありませんわ!」
「そういうのは俺と同地位の特級になってから言いやがれ。中級雑魚がギャアギャア喚いたところで惨めなだけだろーがポンコツ」
「どうして貴方はそんなに暴言のレパートリーが豊富ですの?!聖弥なんて先程の悪魔に食べられてしまえば良かったのですわ!!」
「そうよそうよ!いくら隊長だからって、私は物申させてもらいますからね!?女子は女子の味方!!」
「ありがとう小梅!」
「うっぜぇな。これだから女は実力が伴っていねークセに口だけ達者なんだよ。キーキー耳障りだから黙りやがれ」
「何ですのー!?」
「ちょっと隊長ー!?」
「おやおや神堂。いつまでもそんな態度を続けるようなら私がれいな様を盗ってしまっても良いんだよ?」
「隊長〜!れいちゃんに嫌われてしまいますヨ?!」
「どいつもこいつもうっぜぇな」
ギャアギャア言い合う彼らの輪から離れた場所で碧は彼らを睨み付け、歯をギリッ…!と鳴らしていた。
「…ふん」
ーー今だけはせいぜい楽しませといてやるよ。けどな今に見ていろよ神堂。何て言ったって俺にはアノ人が付いているんだからなー