逢魔時奇譚【30話(24)】
「オラオラァ!!サッサト死ニヤガレ!!目障リナンダヨテメェ等下等生物ハァ!!ハハハ!ハハハハ!!」
ドガン!ドンッ!!サタンの青い光で邑楽を攻撃していく。邑楽はスライム化して回避していくが、聖弥が放つ光の数が多過ぎてこのままでは観客席までも巻き込んでしまうだろう。
「きゃあああ!」
「嫌だぁあ死にたくない死にたくない!」
「誰か!誰かぁ!あの悪魔を殺してくれぇ!!」
「だから言ったじゃん!一度裏切った神堂隊長なんて早く処分するべきだったって!!」
「…!!」
顔面蒼白血相変えて我先にと逃げて行くエクソシスト達を、れいなは手摺に手を置いたまま青ざめた顔で見ていた。
『すげーじゃん。頑張ったな、れいな』
「っ…!」
れいなの脳裏で浮かぶのは、聖弥の笑顔。その笑顔が今の彼からは遠く掛け離れてしまっているから、れいなの瞳に大粒の涙が浮かぶ。