逢魔時奇譚【26話(20)】
「れいな様それを飲んでましたっけ?てっきり皆コーヒーだと思いました」
頬杖を着きながら、れいなを見る聖弥。任務会議で此処へ来てから初めて顔を見合わせた2人。珍しく…いや初めてだろうか、聖弥が優しく微笑した。
「れいなは、コレだもんな」
「〜〜っ!」
しん…目を丸める小梅とロン。赤面のれいな。そして「…ハッ!」とした聖弥は慌てて話題を変える。
「…つ、つー事で!明日はゲームオタク共に馴染むような髪型と服装にして上手く潜入しろって桜庭が言ってたからそっちも抜かり無くな!」
「隊長、れいな様の好みよく分かるんですネ」
「明日12時ハラエパーク現地集合な!」
ガタッ!と立ち上がり書類を抱えて席を立ち上がり、1人でさっさと帰ろうとする聖弥。
「さっき初めて隊長の笑顔見ましたよ私」
「以上!お前らの分支払っといたから、追加分は自分で支払えよ!」
支払うと、逃げるようにカフェを飛び出して行った聖弥だった。