逢魔時奇譚【26話(17)】
「違げぇからな!?さっきのはその!嫌いじゃねぇっつー意味で言ったんだからな!?」
聖弥はれいなに身振り手振りで必死に弁明。
「〜〜!!」
しかし、れいなは顔を真っ赤にして下を向いてぷるぷる震えるだけ。聞こえているのかいないのかも分からない状況。
「〜〜!違げぇからなバーカ!!」
「神堂?何処へ行くんだい?神堂?」
聖弥はれいなの顔を見ずに背を向けると猛ダッシュでエスカレーターをダン!ダン!ダン!と駆け降りて行った。
「〜〜っ!」
後ろ姿の彼の耳が真っ赤に染まっていたのを、真っ赤なれいなはちゃんと見ていた。