逢魔時奇譚【26話(4)】
「じゃーさじゃーさ!」
「何?」
姫子は口に手を添えて美園へヒソヒソ話す…が、すぐ真後ろの席のれいなには聞こえていた。
「青野隊長と聖弥君どっちがアレ上手だった?!」
「ブッ!!」
思わず吹き出してしまったれいな。
ーーこ、高尚な祓本部でそのような破廉恥な談話をするなんて貴女達はエクソシスト失格でしてよ!!ーー
と思いつつ、顔を真っ赤にして冷や汗ダラダラ止まらない。そんなれいなの事など気付いてもいないくらい談話に夢中な2人。
「う〜ん。やっぱ青野隊長でしょ」
「だよねー!大人だもんねー!」
「けど」
「聖弥君はああ見えて乗り気だからね」
「ギャハハ!マジで〜?そーいうの嫌いでーすって感じの澄ました面しといてあいつムッツリじゃんキモーッ!」
「…!」