逢魔時奇譚【26話(3)】
れいなは先に図書室へ入り、"祓魔術"という分厚い本を読む。
「ふふっ!たくさん技を覚えて、聖弥にもうポンコツとは呼ばせませんわ!」
「へ〜やっぱり青野隊長って長年隊長なだけあってお金持ちなんだね〜!聖弥君より良いデートできるでしょ〜美園っち!」
「!!」
人が疎らな図書室に、大好きな人の名前聞が聞こえてビクッ!と反応したれいな。本で鼻から下を隠しながら、そろーり…後ろを向くと…。嘗て横田隊、現在は邑楽隊エクソシストで聖弥の元彼女『三森 美園(ミモリ ミソノ)』が、親友で同じ邑楽隊所属エクソシスト『一之瀬 姫子(イチノセ ヒメコ)』と話していた。
「けれど青野隊長は隊長だし隊も違うからなかなか会えないの」
ーーとっ、図書室で談笑はご法度でしてよ!?全くもうっ!ーー
と思いつつも、耳をダンボにして、美園達の話に聞き耳を立てているれいな。