逢魔時奇譚【26話(2)】
10:13、宿舎棟318号室ーーーーーー
「聖弥ーお暇ですわ〜」
ジタバタ。ベッドの上で足をジタバタさせたりゴロゴロするれいな。聖弥は背を向けて椅子に座りながら、スマホゲーム中。
「聖弥が前科者なせいで、神堂隊の任務が激減ですからお暇でしてよ〜」
無視。
「セーイーヤー」
GAME OVER!とスマホから機械音が鳴ると聖弥はガタッ、と椅子から立ち上がる。
「図書室でも行くか」
「はいッ!!」
シュバッ!と起き上がり、目をキラキラ輝かせるれいなだった。

13階ーーーーーー
「聖弥はどのご本を読みますの?」
「あー何にすっかなー」
トゥルルル、
「あ。俺だ」
図書室へ入る直前、聖弥のスマホに着信有り。聖弥は片手を挙げて、図書室とは反対側の廊へ移動する。
「先入ってろ。桜庭からだ」
「分かりましてよ!」
元帥の秘書桜庭からの着信に廊下で話す聖弥。れいなは先に図書室へ入って行った。