逢魔時奇譚【24話(36)】
祭り終了後、御殿神社拝殿前ーーーーー
正気を取り戻した柿崎を前に、横田、奏、天音が並ぶ。(天人、ましろ、聖弥、れいなは帰宅した)
「と。いう事で!日頃から万引きやら他人のモノを奪う事に奔走してた柿崎少年の弱い心を悪魔アンドロマリウスに付け込まれて取り憑かれて、今回祭りで窃盗事件を頻発したって〜ワケ。今度から改心しないと〜ま〜た悪魔に取り憑かれて最後は食べられちゃうぞ〜〜?」
「は…、はい…すみませんっした…」
「後は!日頃眼帯に集ってた事を謝りやがれ!」
ダァン!と踏み込んで説教する天音に、「何で君が知ってんの?!」と驚く柿崎。柿崎は、天音が由輝だとは知らないからだ。
「さあな?」
「〜〜…。椎名も…悪かったな」
「……」
奏は返事をせず、目も合わせず。
「じゃ。帰ろっか柿崎少年」
「…すみませんっした…」
柿崎はそう言い残して、石段を降りて行った。
「アイツ多分またやるぜ」
「も〜そんなのまだ分からないでしょーが。あまねんってば!俺は本部に柿崎少年の件を報告してくるから、2人は先帰っててちょ」
「おう」
「…はい…」
ヒュン!横田はトウキョウの夜空をバトルシューズで飛び去って行った。
「…さっき…」
「あ?ンだよ」
「…投げ…投げ……、アレ…誰に…した…の…?客全員に決まってるだろーが!てめぇだけかと思ったかよ!?自惚れんな眼帯のクセに!」
「…違う…し…。…聞いた…だけじゃんっ…!」
「ふふっ」
楽しそうに会話する2人を優しい笑顔で見送る御殿だった。