逢魔時奇譚【23話(7)】
黒い靄となってれいなの身体から出て行くだけで死滅しないサタンに、聖弥は眉間に皺を寄せた。その間にも黒い靄となったサタンは叫びながら逃げていく。「ァ"ア"ア"ア"ァ"ア"ア"!!」
「チッ!死なねぇだと?これじゃあ祓魔できねぇじゃねぇか」
「神堂!手伝うぞ!」
「あ?」
すると真っ先に横田が加勢にやって来た。逃げる黒い靄化したサタンを、聖弥と並んで追い掛け出す。
「邪魔だ失せろ下等生物」
「ったく〜!サタンの弟子になってサタンを殺す機会を伺っていたなら、ちゃんとそう言いなさいっての〜!力が欲しいから〜とか最強になる為〜とか豪語しておいて神堂お前実は、良い奴でした〜パターンかっ!けど!今度からはもう祓の為に、サタンの弟子になってまで666を殲滅させようなんて危険なマネはするなよ〜?」
「違げーよ。祓の為じゃねぇ。入団前俺を散々馬鹿にしたエクソシスト共や孤児院の奴らを見返す為に力が欲しかっただけだ。まあ一番の理由はサタンと会った日、あいつがれいなの首を狙ってたから。れいなを殺さない代わりにエクソシストの情報を流すっつー取引をサタンとしただけ、」