逢魔時奇譚【22話(90)】
背を向けると聖弥はヒュン!と跳び上がって去っていった。だからサタンは見上げながら、一人呟く。
「けれど約束は約束だよ。万が一にでもボクを裏切る事があったら直ちにボクは聖弥の大切な人間を殺すからね。君を殺したら楽しくない。君が大切な人間を殺され、後悔の念に一生駆られ苦痛に歪む君の姿を見る事の方がよっぽど楽しいんだ」
その声は彼に届いていたのかいないのか…さっさと跳び立っていった聖弥を笑いながら見送るサタン。後ろを向くと其処には聖弥が密告した古林隊のエクソシストが居た。
「貴様悪魔だな!?」
「神堂が裏切っていた!悪魔と内通していた!」
「本部へ報告しなけれ、」
スパン!
「ボクらの内緒話を」
「、ばっ…、ガ、ハッ…!」
古林隊3人の頭が血飛沫を上げて次々と噴き飛ぶ。呆気なく殺られた古林隊エクソシスト達をサタンは嘲笑った。
「他人に教えちゃヤダよ💓アハハッ。アハハハ」
3人の頭をいとも容易くポーン、ポーンとお手玉のように扱いながら、サタンは路地裏の暗闇へ溶け込むように消えていくのだった。