終焉のアリア【42話(6)】
「誰、あんた」
「え?」
ドスッ!
「え…?ドスッ…?」
鈍い音。花月は何が起きたのか分からず。鳥が花月へ繰り出した蝶達が花月の腹部や背中を貫通している。貫通させられた腹部から飛散する緑色の血。
「ギィヤァアアアア!!」
悲鳴を上げて地面に倒れた花月は、貫通された箇所から血をドクドク流しながら悲鳴を上げ続けたまま地面を転げ回る。
「ギィヤァアアアア!ヒィッ、ヒィッ!腹が!背中が!」
花月は見開いた目から激痛による涙を流しながら鳥に訴えかける。
「お、お、お鳥姉さぁあん!ど、どうしてこんな事するんだよぉ!!まさかお鳥姉さんMADなの!?」
「…喋り方も動作も…匂いもまるっきり同じだった」
「お、お、お鳥姉さん…?」
「馬鹿だな…悲しいな…。あたしの好きなケーキ言えなかった事と…風希ちゃんと話していたって言った嘘の内容で確かめなきゃいけなかったなんて」
「う…嘘の内容…?」
「花月が風希ちゃんと話していた内容。風希ちゃんの反対を押し切ってあたしと結婚したいなんて話じゃない。それはあたしが、花月にしていてほしいと思った話…。本当は、風希ちゃんに反対された通り花月はあたしと別れるっていう話をしてた」
「!!」
「それに…」