終焉のアリア【41話(3)】
「何でも」
「…?どういう意味…」

2時間後―――――
「ゲホッ!ゴホゴホッ!」
「ん…」
ぱちっ。すっかりベッドで眠ってしまっていた風希。室内に何度も聞こえる咳で目が覚めたようだ。時刻は23時00分。
「ゴホゴホッ、」
「……」
咳のする方にゆっくり顔を向ける。視線の先にはもう1台のベッドに背中を向けて腰掛け、何度も咳き込んでいるハロルド。