終焉のアリア【40話(22)】
「アリス君と雨岬空君達が居ない…」
「また逃げた…」
『ハロルド。風希を頼む』
アリスのあの言葉。そしてあの時の彼の瞳は、いつもの彼の瞳の色をしていた事。そして、初めて見る寂しそうなアリスの瞳だった事をハロルドは思い出す。
「アリス君…攻撃する直前、目の色が普段の黄色をしていたんだ。理性を失っていたはずなのに僕にこう言ったんだよ。"風希ちゃんを頼む"、って」
「何で私…」
それからファン達と合流したハロルドと風希。
「ハロルド。アリスは何処へ行った」
「それが…何処か行っちゃって。ちょうど居合わせた雨岬空君と鳳条院鵺君も居なくなっちゃったんだ」