終焉のアリア【32話(21)】
「大丈夫か!」
「平気平気。ねぇファン君。どうしてかな」
「どうした」
「僕が今、刻を止めたはずなのに雨岬空君と鳳条院鵺君…動けたんだ」
「なっ…!?だから今、雨岬から攻撃を食らったのか」
「確かこの前…鳳条院鵺君が東京を荒らしていた時も誰かの力によって、僕の技が解かれたんだ。…もしかして地球人とMADがかけ合わさった特殊なMADにはこの技が効かないのかな…」
「…?!どういう事だそれは…。鳳条院はともかく…その言い方ではまるで雨岬が…」
〔おい!そっちはどうなっていやがるんだクソ坊っちゃん!堅物ヤロー!〕
「アリス君!?」
ハロルドの通信機からノイズと共にアリスの乱暴な声が聞こえてきた。
「ご、ごめん逃がしちゃっ、」
〔はあ?!またかよ!てめぇらいい加減にしやがれクソが!!〕
「ごめんね!僕達も今すぐそっちへ合流し、」
ブツッ!!
「あ…。通信、切られちゃった…」