終焉のアリア【29話(4)】
「お鳥ちゃん良かった!本当に本当に良かったです!無事だったんですね〜!」
「うん!だって花月が助けに来てくれたんだよ」
「それは当然…。だって花月のせいで…お鳥ちゃんが連れて行かれたんでしょ…」
「先輩!少佐!少尉!あのMADがMAD同士殺し合う理由は、あの巨大なMADが鵺兄さんだからですよ!」
「はあ?!」
「え…あ、あれが鳳条院鵺君だと言うの?」
「いくら半分MADの血が流れているとはいえ、鳳条院は我々人間と何ら変わり無い姿をしていただろう」
「でもそういえば雨岬空君が、鳳条院鵺君がアイアン大佐に連れて行かれたとか…言っていたよね」
「そうなんです!アイアン大佐は将軍とグルなんです!」
「何がグルなんだよカズ?」
「グレンベレンバ将軍の正体は、シルヴェリトリフェミアと敵対するMADなんです!!」
「MAD!?」
「じゃあマジだって言うのかよ?!あの露出ババァがMADで、俺らの事をただ私利私欲の為の道具として戦わせていたっていうのは!ほら見ろ!俺が最初に言っただろーが!だからクソMADと同じ目の色をした鳳条院とメガネはクソMADの手下だ、って!」
「じゃあ鳳条院鵺君は自我を失っちゃっているっていう事…かな。小鳥遊花月君の話からすると、鳳条院鵺君は将軍に無理矢理MAD化させられていたみたいだし…」
「カズとお鳥も戻ってきた事だし戦力は充分だな。俺らが揃えば、いくらデカブツ相手だろうとぶっ倒せるだろ。それからだな。地球人様の振りをしていたババァを探してぶっ飛ばすのは」
「ま、待ってよアリス君!助けるという方法も考えようよ!」
「うるせぇ。てめぇも俺と同じだろ。MADに殺された奴がいる。だからEMS軍に入ったんじゃねぇのかよ」
「でも鳳条院鵺君は仲間だよ!!」