逢魔時奇譚【15話(19)】
「…はッ!ンなワケねぇだろが、あんなうぜぇ雌豚」
「そうか。なら良いのだけれどね。先程から見ていたらどうも聖弥は、僕が思っていた以上に彼女を大切に想っているように見えたからさ」
「…はッ。どこがだよ。12億も生きて老眼になったんじゃねーの」
「そうかな。まあ彼女が聖弥をどう思っているかは分からないけれど」
サタンは聖弥の右目を指差す。眼球スレスレまで近付けて。
「聖弥は自分と仲間のエクソシストを僕に売ってまで、射手園れいなが大切だろう?」
「…!」
聖弥は話題を変える。
「パノケイア女神を殺ったのもアンタか?」
「当然。僕はゲームをしたかったんだそう。エクソシスト共が5名の女神から聖杯を授かる方が先か。ボクが5名の女神全員を殺る方が先か。のゲームをね。聖弥も手加減をしてはいけないよ。ボクに女神を殺られる前に聖杯を授かるよう、本気になるんだ。けれど安心をしてくれ。他のエクソシスト共は女神と一緒に始末をするけれど、僕を怒らせたり裏切らない限りは友人の聖弥には手を下さないからさ。さて。そろそろゲームの時間だ」