逢魔時奇譚【1話(18)】
トウキョウ、ハラエ区祓本部ーーーーー
超高層ビルが建ち並ぶ都会中の都会のこの街で、一際目立つ高層ビル。此処がエクソシストの本拠地祓(ハラエ)本部。
最上階の大会議室ではエクソシストの長である元帥が演説をしていて、それを特級エクソシスト且つ20隊ある部隊の隊長達が青白い部屋で円卓を囲み、聞いている。
「虐め、窃盗、麻薬、殺害、テロ…。これら犯罪行為を働く人間を"とても人間の仕業ではない、悪魔の所業だ"と思う時がお主らにもあるのではないか?それは一種の比喩表現に過ぎないー…今まではそれで済ませてきたのじゃ。しかし研究に研究を重ね、それはただの比喩ではない事に我々人類は気付き、発見をした。これら犯罪行為を働く人間は産まれた時は確かな真人間だ。しかし、成長過程で悲運な事が起きた人間は悪魔や悪神に取り憑かれ、そして犯罪者となると解明された。ただ、同じ悲運な事が起きた人間でも強い心を持つ人間は憑かれず、弱い心を持つ人間は憑かれる、との解明もされている。そこで、じゃ。私達エクソシストが悪魔憑きの人間にエクソシスム(悪魔祓い)を働く。ただし。殺害行為を働いた事がある人間には、哀れではあるが抹殺処分以外他無い。全世界から悪魔憑き人間の悪魔を全て祓い、悪神と悪魔組織666を我々祓が抹消しようではないか!」
元帥の声と、隊長達からの盛大な拍手が大会議室内に響き渡るのだった。