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終焉のアリア【E.D.B504】
レディアナ「お兄様ったら正義の英雄気取り?!はんっ!ヘドが出るわ!綺麗事を並べて表面では善人ぶっても、お兄様だって本心ではご自分の命が大切な筈でしょう?!恥も外聞も要らないわ!強者に屈する事の何がそんなにいけないのよ!?家畜を魚を植物を食べてお兄様は毎日哀れんでいる?!違うでしょう!それが当然の事だと思っているでしょう?!だって強者が弱者の肉を食むそれが自然の摂理だから!!さあお兄様!早く!偉大なドロテア様の血肉となってちょうだい!!」
ファン「くっ…!!」
ドロテア(日本のトウキョウでMAD化させた少年のように即効性は無い…けれどミス・レディアナの両手が我々と同じ緑色の肌、赤い爪に変貌し始めている。ミス・レディアナのMAD化は成功のようですね)
ゴオォッ!レディアナには自分が何を言っても言葉は届かないとふんだファンは、この場から逃れる為、能力の炎で攻撃。
レディアナ「きゃあ!?お兄様逃げるつもり!?」
ドロテア「!」(地球人にもこのような異質な能力を使える者が居るとは…!シルヴェルトリフェミア様の記憶がお戻りになられたら即ご報告しなければなりませんね…!)

ファン「はぁ、はぁ…!」
ドロテアとレディアナから逃げたファンは城内を駆ける。

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終焉のアリア【E.D.B503】
レディアナ「愚かなマディナ国民よMAD様の血になりなさい!肉になりなさい!MAD様こそがこの国の…いえ、この世界の!この地球の支配者なのよ!!あはははは!!」
MADが侵略したマディナ帝国のあちこちでは炎が上がり、食べられていく国民の悲鳴が絶えず。
国民「う、嘘だ!レディアナ様がこっちが逃げ道だと教えて下さったのにこっちはMADばかりじゃないか!」
MAD「ギャッギャッギャッ!何デカ知ラネェケド地球人共ガ流レコンデクルゼ!」
MAD「食イ放題ダナ!」
MAD「地球ヘ来ルマデ遠カッタカラ空腹ダゼ!」
国民「きゃあああ!来ないで来ないで化物!!」MAD「柔ラカソウナ肌ガ美味ソウナ雌ダナァ!」
ファン「お前は間違っているぞレディアナ!!未知の化物相手に物怖じするのは充分分かる!だが地球人としてのプライドを簡単に捨て去り、悪しき強者に屈してお前は恥ずかしくないのか!地球人として!マディナ帝国皇族として!お前が自分の命欲しさに化物に屈し国民を売り払ったせいで、国民が今も捕食されていく事をお前は何とも思わないのか!!」
レディアナ「……」
ガッ!
ファン「っぐ…!?」
MAD特有の殺傷力有る真っ赤な爪でファンの左目下を切り裂いたレディアナ。

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終焉のアリア【E.D.B502】
ファン「なっ…!?手錠にこの業火…!まさか此処はあの日の…!?」
レディアナ「無駄口は叩かないで早くドロテア様の食料になってちょうだいお兄様」
ファン「!」
2年前地球にMADが侵略したあの日が再び繰り広げられていた。ドロテアと並ぶレディアナ。
レディアナ「ふふ…ははは…あははは!お父様もお母様もお兄様も、妹も弟も、この国中の人間全員愚かよ!愚か過ぎて笑いが止まらないわ…!だってそうでしょう…!?私達を食料とし食物連鎖頂点に君臨するMAD様達の配下にして頂ければ、配下になった地球人は食べないと約束して下さったのよ…!?なのにその好意を無視してまで何故MAD様達と敵対しようだなんて言うのお父様は!お母様は!お兄様は!マディナ帝国国民は!馬鹿ね!涙が出る程の馬鹿よ!!馬鹿な国民!私が"逃げ道はこっち"と嘘の逃げ道へ誘導したら、皇族崇拝の国民はまんまと引っ掛かったのよ!残念でしたァ其処はMAD様達が集まっている場所でしたァってね!!」
■沢山見て頂き本当嬉しいです。ありがとうございます^^

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終焉のアリア【E.D.B501】
ファン「そいつらはハロルドとアリスという名前ではなかったか?」
月見「えっ?」
ファン「…ハッ!」(私は今、一体何を口走って…!?)
ファンは自分でも、今自分が何を口走ったのか分からない。だが、確実に戦友2人の名前を無意識に発していた。
ファン「!!」
ゴオォッ!気付けばマディナ帝国中が業火に飲まれており、ファンの両手は手錠がつけられていた。

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終焉のアリア【E.D.B500】
ファン「…私を知っているようだが、私を迎えに来たとは一体どういう事だ?」
月見「わたくしとファンさんは恐らくエリさんの能力で過去に閉じ込められたのですよ〜」
ファン「エリとは誰だ?それに、此処が過去だと言うのか?」
月見「エリさんはEMS軍に新しく入って来られた軍人さんです。でも同じEMS軍のわたくし達と何故か敵対しているのですよ〜!だから過去の此処へわたくし達を閉じ込める意地悪もなさるのです〜!」
ファン「EMS軍?」
月見「2年前地球を侵略したMADという未確認生命体が居りまして、MADはわたくし達地球人を食料として食べる怖い怖い怪物なのです!ですからMADを地球から排除する為に戦う軍隊がEMS軍なのです〜!」
ファン「…要約すると此処は敵によって閉じ込められた2年前の過去で、2年後の世界に居る私とお前はそのEMS軍人というわけか」
月見「そうですっ〜!だからわたくしは、過去に閉じ込められたファンさんとご一緒に現実世界へ帰ろうと思ってファンさんの元へ訪れたのですよ〜!ひっく…。ファンさん…本当にわたくしの事も…EMS軍の事も全て忘れてしまったのですか…?ぐすっ…」
ファン「…すまない。何も記憶に無いんだ」
月見「そんなぁ…。では、EMS軍でファンさんと仲がとても宜しかった方々の事もお忘れなので…、…あらら?ファンさんと仲がとても宜しかった方々?えっと…どなたとどなたの事でしたでしょうか?う〜ん…えっと…」
ファンと仲が良かった2人の記憶を、エリの能力によって消されている月見。
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