タイトルなし

逢魔時奇譚【27話(11)】
「ゴニョゴニョ」
女性はニヤニヤしながられいなにヒソヒソ耳打ち。
「バッ…!そいつに変な事吹き込むんじゃねーババァ!」
「きゃああああああーー!?」
れいなは全身真っ赤になると目をぐるぐり回して飛び上がる。女性をポコポコ叩き出すれいな。だが女性はヘラヘラ笑うだけだ。
「破廉恥ですわ!!破廉恥でしてよ!?」
ポコポコ!
「ヒャヒャヒャ〜!れいなお嬢は性格も可愛いなぁ〜」
「わわわたくしと聖弥はただの同期ですの!!」
聖弥は顔を右手で覆って「…はぁ…」とがっくり肩を落として下を向く。
「れいなお嬢とクソ神堂は同じ部屋だって元帥から聞いたけどなぁ〜〜?」
「そそそれはっ!聖弥がまた裏切ってしまわないように監視の為ですの!!」

タイトルなし

逢魔時奇譚【27話(10)】
「こんなに可愛いお嬢をクソ神堂が毎夜ズッコンバッコンしてると思うと、あたしゃ腸が煮えくり返る思いだ!」
「??」
「違げーよババァ!!」
珍しく…いや初めてか、顔を真っ赤にした聖弥が声を荒げて怒ったかられいなは首を傾げる。
「あの」
「ん〜〜?どうなすったれいなお嬢?」
「おい。れいな。そいつと会話するんじゃねぇ」
「お尋ね申しますが、それはどういう意味でして?」
「ほう」
「だからそいつと会話するんじゃねぇっつってんだろポンコツ!!」
聖弥がれいなを引っ張ろうと手を伸ばす…が、それより先に女性がれいなの左腕をぐっ、と引き寄せてしまった為失敗。

タイトルなし

逢魔時奇譚【27話(9)】
「うぅ〜…な、何とか…ですわ」
「およ??」
瓦礫の中から微かに聞こえてきた少女の声。瓦礫の中から聖弥が腕を引っ張って現れたれいな。れいなを見て、女性は笑顔になった。
「お〜〜!これはこれは〜!れいなお嬢じゃあないかぁ〜!」
崩壊した天井の下敷きになっていた2人だったが、ようやく外へ出た。しかし女性は何の詫びも入れず、れいなの周りをひょこひょこ跳び跳ねる。
「お、お久し振りですわ…」
「いやぁ〜〜!元帥から聞いた時は信じ難かったけど降霊術でれいなお嬢が蘇ったって〜のは本当だったんだな〜!いやはやヨカッタヨカッタ〜!クソ神堂がヘマしたせいで怖かっただろ〜〜?お〜よ〜しよ〜し」
まるでペットの頭を撫でるように、れいなを猫可愛がりする女性。
「いい加減その呼び方やめやがれ」
青筋をピキピキさせる聖弥の呟きなど無視をして、女性はれいなをぎゅーーっと抱き締める。
「や、やめて下さいなっ!」
「本物のれいなお嬢だ〜この感触!まさしく本物のれいなお嬢だぞ〜〜!」
「で、ですからっ!」
「お嬢は可愛いなぁ〜〜は〜〜っ!日々の激務の疲労が癒えるなぁ〜〜」
「アンタ激務じゃねーだろ」
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