タイトルなし

逢魔時奇譚【24話(6)】
「はいは〜い!次のお客さんはお好み焼きいくつかなぁ〜!?」
「3つくださーい」
「ほいさー!ちょい待っておくれ〜☆」
お好み焼きに並ぶ列が、れいなをぐいぐい押し退けていく。
「えっ!?えぇ!?横田隊長!?わたくしは!わたくしは!」
どんどん列の波に流されていく2人。最後尾まで流されたれいなの声は横田には聞こえず。
ーーわたくしの片想いの殿方は聖弥以外居りませんのよ?!ーー
「横田隊長!?勝手な事を仰らないでくださ、」
「誰?」
「はい?」
列に流され流され、列の外へ流され着いた2人。聖弥の方を見上げるれいな。
「何がですの?」
「だから誰」
「だから、何がですの?!」
「お前の好きな奴って誰」
「えっ?!」
ボンッ!!全身真っ赤になったれいなは頭から湯気を噴き出す。左手で熱い頬を押さえてオロオロしながら、目を反らしてしまう。
「ど、どなたでも宜しいでしょう?!そんなのせ、聖弥には関係の無い事でしてよ?!」

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逢魔時奇譚【24話(5)】
「あまねんも、ましろちゃんも浴衣だったから、れいな様はどうしてかなぁと思ったのだけど。そういう事なら仕方ないなぁ!」
「げっ。あいつらも来てるのかよ」
「そりゃ祓主催のお祭りだからね〜。にしても、れいな様浴衣バージョンッッ拝めなくて横田隊長残念だ〜」
「ポンコツチビだからな」
「もうポンコツではないと何度申せば分かりますの!?」
「はいよ。お好み焼き2丁お待たせ〜」
「おう」
熱々のお好み焼きが入った小箱を受け取る聖弥。2人が背を向けて去ろうとした時。
「にしてもなぁ〜」
「あ?」
イラ立った様子で振り向く聖弥。
「神堂に警告」
「…ンだよ」
真剣な顔で横田が言うから、聖弥もれいなも顔が険しくなる。
「そうやってれいな様を虐めてばかりいる悪魔のようなお前は…」
「あ?ざけんな。俺はもう666ともサタンとも関わりを断ち切ったっつったろーが」
「そ、そうでしてよ横田隊長!聖弥は性格こそ悪いですけれど、もう悪魔とは関係を断ち切っておりますわ!」
「性格が悪りぃっつったな!?」
「れいな様ばかり虐める虐めっこのお前はいつか、れいな様に愛想つかれてその内、れいな様が片想いなさってる男子にれいな様を盗られちゃうぞ〜!?💖」
「は?」
「えっ?!」
ポカーン…立ち尽くす2人。
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