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逢魔時奇譚【24話(4)】
「違げぇ!コイツがまた元帥にチクりやがったから仕方なく来てやっただけだっつーの!!」
聖弥の脳裏では2時間前の出来事が蘇る。
『お祖父様〜!御殿神社のお祭りをお誘いしましたのに、聖弥が"誰が行くか"と意地悪をして、わたくしと一緒に行ってくれませんの!』
『げっ!』
『ほう。ならば、れいな。神堂を呼んで来てくれるかのぅ。可愛いれいなを虐める神堂に儂が制裁を下してやろう』
『れーいーなーー!!祭り一緒に行こうぜーー!!(ヤケクソ)』
「…っつーいつものパターンだろーが!誰がこんなポンコツチビと!」
「え〜〜?でも本当に行くのが嫌だったら、任務がある〜って嘘吐いて行かない事もできるのにねぇ〜?あんな言い方してるけどアレは照れ隠しで本音は、れいな様とお祭りデートしたかったようにしか見えないよねぇ〜?」
「そうでしてよね横田隊長?!聖弥ったら昔から素直ではありませんもの!ふふふっ!」
「てめぇらまとめてサタンに売り飛ばしてやろーか」
ヒソヒソ話す横田とれいなに、聖弥の額に青筋がビキビキ浮かんでいた。
「ったく!来たくもねぇ祭りに来させられた挙げ句イラつかされて散々だっつーの」
ジュウジュウ、フライパン返しでお好み焼きを焼きながら話す横田。れいなはその様をワクワク見ながら待つからそんなれいなを聖弥は横で眺めていた。
「ところで。れいな様は浴衣じゃないんだねぇ〜。残念だなぁ〜プリチーな浴衣姿れいな様が拝めると思ったのに!」
「えぇっと、それはですね…」
聖弥が、れいなを指差す。
「コイツ出掛ける直前、裾をドアに引っ掛けて思い切り浴衣が裂けたんだぜ」
「もーーっ!!それは内緒になさいと申した筈でしてよ!?」
顔を真っ赤にして、聖弥をポコポコ叩くれいなをケラケラ笑う聖弥。
「ワハハハ〜。そうかそうかぁ〜それでね〜なるほど〜」

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逢魔時奇譚【24話(3)】
「ほいさ〜!可愛いお嬢ちゃんにはマヨ多めサービスしといたよん☆」
「オジサン気が利く〜!」
鉢巻をして法被姿でやる気満々でジュウジュウお好み焼きを焼く屋台店主は、横田。法被の下に着ている蛍光ピンクのTシャツはHRE26の文字が入ったライブTシャツ。
「へ〜い!次のお客さんはいくつ欲しいのかなぁ?!」
「2つ」 
「ほ〜い!ソースアーンドマヨの分量はどのくら…、あっ」
「げっ…」
「あっ。ですわ」
横田が顔を上げた。客2人と顔が合った。瞬間、3人は硬直。客2人は私服の聖弥とれいな。だから横田は口に手を当ててニヤア〜と笑う。
「いやぁ〜〜ツンツン神堂お前もよ〜うやくれいな様と堂々とおデートかぁ〜!今日はデレの日かぁ?ワハハハ☆」
「は?ざけんなよ横田。つーか別の店行く、」
「ええっ?!デデデデートに見えまして?!」
「お前も乗せられてんじゃねーよ!」
「傍から見たらデート以外の何ものでもないよ〜ん?」

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逢魔時奇譚【24話(2)】
御殿は優しい笑みで両手でガッツポーズをしていた。
「ファイト!ですよっ!」
「…ありがとう…ございます…」
霊感の無い奏には神・御殿の姿が見えない。だが、声のする方に礼を言いながら微笑むのだった。

神社内ーーーーーー
数々の屋台の中でも大盛況の屋台がある。 お好み焼き屋だ。
「お好み焼き1つくーださい!」
「へ〜いお好み焼き1丁お待ちぃ!」
「俺もー!」
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