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終焉のアリア【26話(3)】
ドスン、ドスン…地球人の肉を食う毎に巨大化していく鵺は、地面を揺らす程の歩き方でEMS軍本部から離れ1人、線路を歩いて行ってしまった。その一部始終を、木の上からこっそり見ていた花月。
「何なんだ…?鵺兄さんはいくらMADの血を半分引いているからって、あんな事になるなんて…。くっ…!将軍がMADだったなんて…!じゃあ俺達が今までしてきた事は…!くそっ、先輩や姉さんは今何処に居るんだろう…いや、その前にお鳥姉さんは何処に…」
トントン、後ろから花月の肩を叩く人物が居る。しかし花月は考え事に集中していて全く気付いていない。
「お鳥姉さんを先に探さなくちゃ。MADの本拠地は東京って言っていたからまずは東京へ…くそっ、歩くしか手段がないんじゃ、いつになるか分からないじゃんか!一刻も早く行かないとなのに!何か他に早く着ける手段は…」
トントン、
「うるさいなぁ!今考え事して、」
花月が振り向くと…

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終焉のアリア【26話(2)】
「かはっ…!」
首を締め付けたままグレンベレンバを床へ叩きつけた花月。
「お前はMADだったのか!」
「ゴホッ、ゲホッ!んふっ。やっだー。さっきの話聞いてたのぉ?盗み聞きなんて、名門小鳥遊家のする事じゃないでしょ〜?」
「MADのお前は始めから自分の私情で、EMS領に集めた地球人を利用しているだけだったのかよ!!」
「んふっ…。言葉遣いが悪くってよ、花月ちゃん…。でもあたしが居なかったら。あたしがEMS軍を作っていなかったら、貴方達劣等種族地球人はシルヴェルトリフェミア達MADには何の抵抗もできず、今頃みんなとっくに死んでいた…そうでしょう?」
「許せない…姉さん達や先輩達を自分の私情で利用して最後は自分が地球を乗っ取ろうとしていたなんて許せない…!!」

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終焉のアリア【26話:桃源郷(1)】
「んふっ。完ー了☆」
気絶し、その場に倒れこんだ鵺に歩み寄る。鵺の顔を見れば、二つあるはずの目と鼻が見当たらない顔…赤いダイヤのような一つの目玉があるだけで緑色の血管がボコボコ浮き上がり、全身緑色に染まった完全なMADに変貌していた。
「これで鵺ちんもあたしと同じ完全なMADになったわねん♪…ん?」
その時。誰も居ないはずの真っ暗なエントランスホール。グレンベレンバの背後から射し込み、ホール中に広がっていく金色の光に気付いたグレンベレンバが後ろを振り向く。ドンドン!ドンッ!グレンベレンバは金色の光の攻撃を回避する事に成功。…したのも束の間。
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