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症候群本編【73話】
「ゴホン。では始めようか。じゃあまずは私から自己紹介しよう。私はアメリカ合衆国代表―――」
中央奥バッシュの向かい側のジェファソンが立つ。彼の自己紹介も右耳から入って左耳から抜けていくバッシュは目元をピクピクさせてイライラ中。
――確かに当初の想像通り怖い人は居た。けど女だぞ!?しかも明らか俺より年下!つーかまだ子供じゃね?!子供があんな出しゃばってんのに、他の2人は何も注意しなくて良いのかよ!あ〜!さっさと終わらせて家帰ってゴロゴロしてぇ!…あれ?――
ピタリ…頭に血が昇っていて周りの音すら聞こえていなかったバッシュに周りの音が戻ってきた。
――てか、この人なんでまだ名乗ってもいないのに俺の名前を知っているんだろう?しかも"バッシュ"って知り合いしか知らない呼び方まで…何で?――
疑問をいだきながら、ロゼッタの顔を凝視していた。そんなバッシュの視線に気付いたロゼッタは…
「こら!次はお前の番だぞ馬鹿者!」
「〜っ!」
キーン!バッシュの耳を引っ張り、耳元で怒鳴った。やはりまだロゼッタとバッシュの間には怒りの火花がバチバチ散っていた。
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症候群本編【73話】
その中でもバッシュから見て右側の席に着いている小柄な女性ロゼッタが明らかにイラ立っているオーラを纏わせてこちらを鬼の形相で睨み付けているではないか。
他の2人はというと左側の席には真っ黒い長い髪の劉邦がバッシュの事すら見ず黙っているし、中央奥の席に着いているふくよかで眼鏡をかけたジェファソンに至っては苦笑いというか呆れて怒る気力も無いといった笑みを浮かべながら、机の上で手を組んでいた。
4人は初対面の為この時点ではお互いの名前も分からない。ただしロゼッタとジェファソンだけは過去に仕事で何度か会っている。
もしかしなくとも今自分に本を投げてきたのが右側の席のロゼッタだという事が1発で分かったバッシュ。
「常識的に10分前に来るじゃろう。10分前より遅く来るなど馬鹿のやる事じゃ。さっさと座らんか馬鹿バッシュ!」
「ははっ、すんません。でも今は集合時間の10分前なんすけどねー。あ。もしかしてあんたの時計進めてたりするんすか?それかあんたの時計ぶっ壊れてるんじゃないっすかー?!(イライラ)」
「何じゃと!?私に口応えするとは死にたいようじゃな?!(イライラ)」

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症候群本編【73話】
「ってぇー!超痛てぇ!!」
「大遅刻じゃ馬鹿者!」
「〜っ?」
女性としては低めの声に叱咤され、さっきの痛みに目に薄ら涙を浮かべながらもまだ額を押さえて顔を上げる。其処には、広い会議室中央に長机が四つ正方形を作るように設置されており、各席に各国代表が1人1人着いていた。
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