タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B507】
ドスッ!MADアリスの拳がアリスの腹部に命中。
アリス「が、はっ…!!」
喧嘩負け無しのアリスも、地球人とは桁違いの強力さを持つMADを前にしたら、たった1発殴られただけでも血を吐く。歪んだ時計が針を逆回転していく空間で、まだMADが侵略する前の幸せだった過去へと戻っていく。幸せだった過去を再び繰り返そうと巻き戻されていく空間で、フランが自分を呼ぶ。
フラン『アーリス!何やってんだよっ〜早くこっち来て来て〜!』
アリス(これってもしや、MADが侵略する前の過去にまた戻るんじゃねぇか…?過去に留まれば、フランが生きてる過去を何度も繰り返す事ができる…。フランの居ねぇ現実世界へ戻るより、いっそこのまま過去に留まる方が良いかもしれねぇ…)

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終焉のアリア【E.D.B506】
アリス(2年前の9月13日じゃねぇか…)
2年前の9月13日。道を歩きながらフランへプロポーズをした矢先、MADが地球に侵略し、アリスとフランの元へ現れたMADアリスによってフランは食われた。そしてアリスは視力のほとんどを奪われた。辛うじて見えるのは、鼻から上を食べられた最愛の恋人の姿。その背後には恋人と同じ姿に変貌したMADアリスの姿。
MADアリス「キャハハハ!驚いたでしょ〜?あんたの恋人の姿にあたいが変身しちゃって驚いたでしょ〜?!」
アリス(うるせぇな…黙れよ…今更驚くわけねぇだろが…。もうとっくに知ってんだよ…上級MADは食った奴の姿に化ける事ができて…。お前はフランを食った仇なんだって事も全部知ってんだよ…)
ファン同様2年前の悲劇が引き金となり、今まで過去に居た事全てに気付いたアリス。

タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B505】
2年前のあの日が目の前で展開された事がきっかけとなり、此処が過去でエリの事も何もかも全て思い出したファン。歪んだ時計が針を逆回転していく空間で、まだMADが侵略する前の幸せだった過去へと戻っていく。幸せだった過去を再び繰り返そうと巻き戻されていく空間で、気持ちだけは決して負けまいと意志を強く保ち、何処が出口かも分からない空間をただ力強く走るファン。
ファン「今迄のは全て過去だ!イーヴィルと出会って直後の記憶が無い!とすれば私を過去へ送り込んだ犯人は恐らくイーヴィル…いや!イーヴィルしか居ない!人の過去に干渉する劣悪者め!!平和だった過去へ再び戻し私を過去から脱出させないつもりだろうが、私は違う!!過去はどうやっても変えられない!!平和だった過去に留まりたいとも恋しいとも思わん!!MADに支配された地球、レディアナがMADの配下になり母国を売った…どんなに忌々しい現実が待っていようと、私は恐れない!!人間は過去の過ちがあってこそ、過ちを二度と繰り返さない為に未来を生きなければいけないんだ!!せっかく迎えに来てくれたというのに、お前の記憶を失っていた私が酷い仕打ちをしてしまいすまなかった!臆病なお前がMADに恐れる事無く平和に暮らせる地球を築いてみせる!待っていろ月見!私はマディナ帝国皇子ファン・タオではない!EMS軍人ファン・タオだ!!」

一方のアリス――――
MADアリス「キャハハハ!腕に脚に頭にィ〜ぜぇんぶぶっ飛んじゃったぁ
真っ赤な満月の下、血飛沫を上げて吹き飛ぶフランの腕、脚、頭。
MADアリス「あたいがちょ〜〜っと噛みついただけで四肢バラバラぁ弱っちいねぇ地球人?」
アリス(ああ…そうだ…やっと思い出したぜ…此処は…)

タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B504】
レディアナ「お兄様ったら正義の英雄気取り?!はんっ!ヘドが出るわ!綺麗事を並べて表面では善人ぶっても、お兄様だって本心ではご自分の命が大切な筈でしょう?!恥も外聞も要らないわ!強者に屈する事の何がそんなにいけないのよ!?家畜を魚を植物を食べてお兄様は毎日哀れんでいる?!違うでしょう!それが当然の事だと思っているでしょう?!だって強者が弱者の肉を食むそれが自然の摂理だから!!さあお兄様!早く!偉大なドロテア様の血肉となってちょうだい!!」
ファン「くっ…!!」
ドロテア(日本のトウキョウでMAD化させた少年のように即効性は無い…けれどミス・レディアナの両手が我々と同じ緑色の肌、赤い爪に変貌し始めている。ミス・レディアナのMAD化は成功のようですね)
ゴオォッ!レディアナには自分が何を言っても言葉は届かないとふんだファンは、この場から逃れる為、能力の炎で攻撃。
レディアナ「きゃあ!?お兄様逃げるつもり!?」
ドロテア「!」(地球人にもこのような異質な能力を使える者が居るとは…!シルヴェルトリフェミア様の記憶がお戻りになられたら即ご報告しなければなりませんね…!)

ファン「はぁ、はぁ…!」
ドロテアとレディアナから逃げたファンは城内を駆ける。

タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B503】
レディアナ「愚かなマディナ国民よMAD様の血になりなさい!肉になりなさい!MAD様こそがこの国の…いえ、この世界の!この地球の支配者なのよ!!あはははは!!」
MADが侵略したマディナ帝国のあちこちでは炎が上がり、食べられていく国民の悲鳴が絶えず。
国民「う、嘘だ!レディアナ様がこっちが逃げ道だと教えて下さったのにこっちはMADばかりじゃないか!」
MAD「ギャッギャッギャッ!何デカ知ラネェケド地球人共ガ流レコンデクルゼ!」
MAD「食イ放題ダナ!」
MAD「地球ヘ来ルマデ遠カッタカラ空腹ダゼ!」
国民「きゃあああ!来ないで来ないで化物!!」
MAD「柔ラカソウナ肌ガ美味ソウナ雌ダナァ!」
ファン「お前は間違っているぞレディアナ!!未知の化物相手に物怖じするのは充分分かる!だが地球人としてのプライドを簡単に捨て去り、悪しき強者に屈してお前は恥ずかしくないのか!地球人として!マディナ帝国皇族として!お前が自分の命欲しさに化物に屈し国民を売り払ったせいで、国民が今も捕食されていく事をお前は何とも思わないのか!!」
レディアナ「……」
ガッ!
ファン「っぐ…!?」
MAD特有の殺傷力有る真っ赤な爪でファンの左目下を切り裂いたレディアナ。
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