タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B512】
飛行機内――――――
アリス「で。この飛行機で日本へ行けるってワケか」
ファン「そうだ」
アリス「しっかし他人を過去へ送り込むなんざ何つー能力持っていやがんだよあのクソ女。つーか俺らどうやって現実世界へ帰るんだ?」
ファン「さあな。だが今はまず日本へ向かうのが先だ。MADが侵略したこの過去がどこまでどう変わるかは分からない。恐らく過去は大きくは変わらないだろうが、私とお前がこうして会っている時点で過去が変わっている。万が一この世界で死ぬ場合があり、それが現実世界にまで影響を及ぼす事があり得たらまずい。だからまずは一刻も早く日本へ向かうべきだ」
アリス「だな。お前の所へは月見が迎えに来たんだったか?」
ファン「ああそうだ。アリス。お前の所は?」
アリス「…さあな」
ファン「?何だ。はぐらかす必要は無いだろう」
アリス「迎えに来る奴の基準ってどうなっているんだろうな」
ファン「何だ突然」
アリス「いーや。何でもねぇよ。つーか俺はあいつとは会ってねぇけどお前は?」
ファン「私も同じだ」
アリス「チッ。クソが。じゃあ日本で月見達の安否確認したら、あいつを迎えに行かなきゃじゃねぇか!ったく。世話の焼ける野郎だぜ」

日本、千葉、小鳥遊邸――
遠方からはMADが侵略した事による爆発音やサイレンひっきりなしに聞こえてくる不気味な夜。2年前と全く同じ。それもその筈此処は2年前の過去だから。
MAD侵略をきっかけに自分達は小鳥遊家の子供だという事、きょうだいの事を思い出した月見、風希、鳥が廊下に集まっている。彼女らの両親も、彼女らが自分の子供だという事を思い出した…が、今度は何故か花月の事を忘れてしまっている両親。
月見「わたくし達は小鳥遊家の子供という記憶を取り戻して、こうしてお家へ帰ってくる事ができましたけれど…わたくし達を迎えに来てくれていた花月がどうして居なくなってしまっているのでしょう…?どうしてお父様とお母様は花月を忘れてしまっているのでしょう…!?」
■うおぉ…!普段に増して沢山の拍手ありがとうございます!お陰様でやる気が出ます!!物語がよく分からなくなってきていてすみません…

タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B511】
微笑するファンをポカン…とした表情で見上げるアリス。
アリス「…誰だてめぇ?」
ファン「んなっ?!そうか、私が現実世界の記憶を思い出せたからといって全員が一斉に思い出せたとは限らないのか!何せ私も今まで現実世界の事や月見の事も忘れていたからな。くっ…!私はどうやって記憶を取り戻した?!アリスにもそれと同じ方法を試せば良いだけだが、私はどうやって記憶を取り戻した?気付いたら思い出せていたな。アリスが現実世界の記憶を取り戻すまで難航してしまいそうだ…!」
アリス「なーにいつにも増して難しい顔してんだよ堅物ヤロー」
ファン「!」
肩に手を置いたアリスのいつもの呼び方にファンはハッ!とする。
アリス「俺も全部思い出してるっつーの。こんなのジョークだろジョーク!ったく。過去でもてめぇの堅物は健在かよファン!」
ファン「…この状況下でそのジョークは洒落にならないぞ。心臓に悪いからやめてくれアリス」
アリス「ギャハハ!てめぇのキョドった顔久々に見たけどよ、相変わらず見物だぜ!」
ファン「お前な…!!」

タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B510】
アスファルトに強く打ち付けられた下級MADは死亡。(下級〜中級MADは強い衝撃や攻撃で死ぬが、上級MADのみ食され消化されてようやく死ぬ)
アリス「地球に来るまで長旅ご苦労さんクソMAD共!長旅で腹が減ってんだろ?なら俺様を食ってみろよ!後ろでおっ死んでるクソMADみてぇにならねぇ自信があるならなァ!!」
MADの大群を前にしても怯むどころか、好戦さを増すアリスはMAD達を手招き。
MAD「ギャアアア!」
MAD「素手デ殺シタゾ!?何者ダアノ地球人!!ドロテア様ニ報告ダ!」
逃げていくMAD達。
ファン「…ふっ。地球人とは桁違いの強大な力を持つMAD相手にも素手でやり合うとは。過去のお前も変わらないな。…現実世界では私達の能力は使えなくなっていたが」
アリス「あァ?」
背後からした声に振り向くアリス。
ファン「この過去の中では能力は使える。素手で対抗しなくとも大丈夫だぞ、アリス」
振り向いた其処には戦友ファンが居た。

タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B509】
繁華街――――
まだ過去の中。繁華街では侵略したばかりのMADが暴挙を繰り返していた。
地球人「ぎゃっ!」
MAD「ギャハハ!触レラレタダケデ頭ガ粉砕シタゼ?!弱ェナァ地球人!!」
MAD「オッ。コイツァマアマア若クテ肉ガ絞マッテイソウナ地球人ダ!」
アリス「!」
一体のMADがアリスへ手を伸ばす。
MAD「サッキ、脂肪バッカリノ地球人ヲ食ッテ胃モタレシテルンダヨ。口直シニオ前ヲ、イタダキマァス!!」
アリス「俺様を食えると思うんじゃねぇぞ雑魚が!!」
ドガン!!
MAD「ウギャアアア?!」
何とアリスは素手でMADを後ろへ放り投げた。

タイトルなし

終焉のアリア【E.D.B508】
アリス「…なんて思うわけねぇだろがあのクソ女!!」
カッ!と目を見開き、此処には居ないエリを睨み付けるアリス。
アリス「よく分かんねぇけど俺が今まで過去にぶっ飛ばされていたのは、絶てぇあのクソ女の能力だ!そうに違いねぇ!故郷カナダで会ったブロッコリー達3人組の血が緑で、その後ブロッコリー達の隊長のクソ女の気配を感じたと思ったらその後過去にぶっ飛ばされていたんだ!クソが!俺は過去に縋る柔な人間じゃねぇんだよ!!フランの居ねぇ未来なんざクソだけどよ!それでもそのクソな未来でフランの敵を討つ為に俺はEMS軍人になったんだ!!」
パリン!パリン!針が止まり、次々に割れていく時計。
風希『アリスさん…現実世界へ…未来へ一緒に帰ろう…』
アリス「クソな未来で喧嘩し足りねぇ女が居るから、俺は過去になんざ留まっていられねぇんだよ!!」
風希の声と姿がアリスの脳裏を過った。
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