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終焉のアリア【E.D.B386】
空が目線を下げれば、腰にはしっかりと刀・魍魎が帯刀されてある。
空「何かちゃっかり帯刀してるんだけど?!!」
イサネ「当たり前でしょうが!!アンタは妖怪退治屋・鳳条院家の子息でしよ!!」
空(そうだったーー!俺の前世・鳳条院空は魍魎使いの妖怪退治屋なんだったーー!)
イサネ「いつもお調子者でヘラヘラしてるアンタらしくない今日のアンタはクールで淡白でまるで別人と入れ替わったみたいだけど!アタシにはその手は通用しないわよ!?妖怪退治が面倒だからって別人の演技をしたって幼馴染みのアタシにはバレバレなんだからね?!ちゃんと自分の仕事を果たして町民を守りなさいよ!だってアンタは町一番の妖怪退治屋で、」
空「鵺!!魍魎の使い方を教えてくれ!!」
鵺「はぁ!?オラが分かるわけねぇねっか!それはおめさんの愛刀らろ!?」
イサネ「空ァアーー!!あんたって奴はー!!(怒)」
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終焉のアリア【E.D.B385】
ドゴオッ!!空の顔面にイサネの拳が飛んできた。
空「んなっ?!初対面で何すんだよあんた!?」
イサネ「今日の空には、初対面とか誰?とか腹立つ事沢山有るけどね!それよりも100倍腹立つ事はアンタが妖怪から逃げ出そうとした事よ!!今日のアンタ変よ!まるで別人と入れ替わったみたいだわ!けどそんなの有り得ない事だからアタシはアンタを甘やかさないわよ!その腰に帯刀してる魍魎は飾りなの!?空アンタはこの町一番の妖怪退治屋でしょう!?」

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終焉のアリア【E.D.B384】
妖怪「婆サンヤ、殺シ甲斐ノ有リソウナ人間ガ沢山居ルワイ!」
妖怪「ソウダネェ爺サン。私達ヲコンナ姿ニシタ若造共ヲ血祭リニシテアゲヨウヨ。ギャッ!ギャッ!ギャッ!」
老爺と老婆の頭が付いた妖怪と、目玉だけの妖怪。
空「ん"な"ぁ"あ"!?何だよあのキモい奴ら!?此処は日本昔話じゃねぇんだよ!」
鵺「あれは姥捨て山に捨てられた老爺と老婆の成れの果てら。もう1体の目玉だけの奴は山に産み捨てられた赤子の成れの果て。どっちも人間に憎しみを抱く内に妖怪になったんらよ」
空「同情誘う出生だけど無理無理!!容姿だけならMADの方がまだキモさはマシだ!」
鵺「MAD?って何ら?」
空は鵺の手を引っ張る。
空「とにかく妖怪共から逃げるぞ!!過去…つーか前世に閉じ込められただけだから死なないとは思うけど万が一死ぬ事が有り得たら、こんなわけ分かんねー前世で死んでたまるかっつーんだよ!急いで現世への出口を探すぞ鵺!」
鵺「んなっ?!逃げるんらって?!おめさん正気け?!」
空「当たり前だろ!!前世で死んでられねーよ!!」
鵺「前世とか現世とかさっきからおっかしい事ばっか言ってるろも、それよりおめさんは妖怪から逃げちゃ駄目だねっか!だっておめさんは…」

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終焉のアリア【E.D.B383】
イサネ「よ、妖怪だって!?山から離れたこの町にやって来たっていうの?!」
鵺「っ…!!」
空「?」
3人が振り向く。
男「わあああ!逃げろ!」
女「きゃあああ!妖怪よ!食われてしまうわ!!」
男児「お父さんお母さん何処ー!?助けてよー!!怖いよー!!」
妖怪「ギャッ!ギャッ!ギャッ!」
逃げる人々の背後から不気味な笑い声と共に現れた2体の妖怪。

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終焉のアリア【E.D.B382】
空「…誰っすか?」
イサネ「はあぁあ?!」
鵺「!?」
イサネ「空ぁアンタねぇえ…!幼馴染みを前にして"誰?"は無いでしょうよ?!記憶喪失ごっこでもしてんの!?朝っぱらからふざけんのも大概にしなさいよ〜…!?言って良い冗談と悪い冗談ってもんがあるのよ、分かる?!」
空「いや、マジで知らないんすよ。すみません。俺は現世から来た人間なんで、空であって空じゃないんで」
イサネ「今度は未来人ごっこ?!!いい加減にしないと顔の原型崩れるまでぶん殴るわよ!?」
鵺「おめさんなしたんら?今日やっぱり変らよ?この人はおめさんの幼馴染みの片桐イサネさんら、っておめさんがオラに紹介したんだねっか」
空「そうなのか。ありがとな鵺」
鵺「そ、そうなのかって…空はイサネさんを本当に知らねかったんけ?」
男「た、大変だー!妖怪だ!妖怪が現れたぞー!!」
息を切らして慌てて走って来た町の青年が叫ぶ。
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