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終焉のアリア【E.D.B284】
しかし花月はそのまま眠るように倒れる。エリの能力で、過去に閉じ込められたから。
エリ「けれど結局花月君は私に攻撃すらできずに終わる。他のメンバーは幸せな過去ばかり。でも花月君の過去はちょっと悲惨ね。思い出したくも無い過去の中で永久にさ迷っていなさい」
エリはそう言い、去って行った。空と鵺を追う為。

一方、過去に閉じ込められた花月。
花月「…ハッ!」
MADが侵略する前の2年前中学2年生の花月は、丸々肥えていて顔の造りも今とは別人。それもその筈、今の花月はグレンベレンバに頼み込み全身整形手術を施してもらった容姿だから。
花月「ほ、本当に過去に連れて来られた!けど此処が過去だって事の自覚があるじゃんか!ならすぐ帰宅して、姉さん達を現実世界へ連れ戻さないと!」
仲村「ま〜たワケ分かんねぇ事ブツブツ呟いてんのかよキメぇんだよ、花ブタ!」
花月「…!」
背後から聞こえてきたクラスメイトの声に血の気が引いた花月が振り向いた。
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終焉のアリア【E.D.B283】
巨大MADエリが侵攻してくるとあって人っこ1人居ない街で、近場のスポーツ用品店から野球バットを拝借した花月はエリと対面する。
花月(なーんてかっこつけちゃったけどぶっちゃけ内心ガクブルでやっちまった感満載なんだよねーorzラスボスに過去に閉じ込められないで殺られる場合もあるかもって今更気付いたという…。でも姉さん達を唯一覚えてる俺が行かないで誰が行くってやつじゃんか)
エリ「こんばんは花月君。かっこ良いわねお友達2人を逃がして自分だけで立ち向かうの。さっき戦ってきたからペコペコ。調度良かった。夜食に美味しそうな花月君を食べれるなんて。空腹時はやっぱり美味しいご飯を食べたいもの」
花月「食べたいとか下ネタやめてくれませんか。勝ち気な三次元女に俺興味無いんで」
(過去に閉じ込められた人間を救う方法を俺が分かるってラスボスに知られないようにしないと。知られたら俺を過去へ送らないに決まってる)
エリ「面白い事を言うのね。そうそう皆の事沢山調べたから分かるの。花月君はアニメのリリアというキャラクターが好きな事も。だから以前、リリアというキャラクターのコスチュームプレイをしていた地球人を食べておいて良かったわ。花月君。大好きなリリアを前にして戦え無いでしょう」
言葉通り、エリはリリアのコスプレをしていた地球人を食べた為、その地球人の姿に化けた。
花月「全ッ然分かって無いですね。二次元オタは基本的に三次元女のコスプレになんか興味無いんですよ!」
エリ「残念。花月君を戦意喪失させる為せっかくEMSビッグドームへ行って不味そうな地球人を食べたのに」

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終焉のアリア【E.D.B282】
ミルフィ「今ケリーちゃんがどっか行っちゃって追い掛けなくちゃだから電話切るね!ごめんね雨岬君!イーヴィル隊長に遭遇しないように気を付けてね!じゃあね!」
ミルフィから通話を切る。
空「まさに今追われてるんだけど…」
花月「空さん。話が聞こえたんですけど、俺の姉さん達も過去に閉じ込められたって事ですよね。なら俺は自分からイーヴィル隊長に過去に閉じ込められるようにします。そうしなきゃ姉さん達を連れ戻せないので。ですから俺がイーヴィル隊長を足止めします。その間に空さんと鵺兄さんは逃げて下さい」
空「なっ…?!けど過去に閉じ込められた奴らを助ける方法が本当にソレとは限らないし、第一、過去に行ったら、自分が過去に居るって事を忘れて今の記憶も無くなるらしいんすよ?なのに過去に閉じ込められた人を助けに過去へ行くなんて自殺行為じゃ…」
花月「行ったじゃないですか!こういう場合二次元なら主人公チームはハッピーエンドになりますから、過去に行っても俺は此処が過去だと分かるご都合主義展開になるんです!姉さん達を過去から救い出した俺が主人公ポジになりますから大丈夫です!」
空「すっごい目輝かせて言われたら止め辛いっすね…分かりました。でもヤバいと思ったらすぐ逃げて下さい!」
鵺「俺達は花月が過去へ連れて行かれてもおめさんを覚えてるすけ心配すんなて!おめさんがなかなか戻って来ねかったら今度は俺達が過去に行って助けに行くすけな!」
花月「ありがとうございます!空さんと鵺兄さんも気を付けて下さい!」
空と鵺はハロルド達の元へ駆けて行き、花月はエリが追い掛けてくる方向へ走って行った。

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終焉のアリア【E.D.B281】
ミルフィ「ねっ。これで3人は本当に元地球人だって事。罠じゃないって事。分かったでしょ。友達じゃなかったけど元同級生を雨岬君は死んだってどうでも良いって言って見過ごせる?そんな冷たい雨岬君ならミル、ハルクんに乗り換えちゃおっかなぁ??」
空「……。…さすがに元同級生ならな」
ミルフィ「とか何とか言っちゃって〜本当はミルに嫌われるのが嫌だったのが本音でしょ〜もうっ雨岬君のツンデレ〜大丈夫だよ〜ていうか、乗り換えちゃおなんて冗談に決まってるでしょ〜雨岬君にヤキモチ焼かせたかっただけだよミルはず〜〜っと雨岬君一途だから安心してねっ
空「はぁ?!何言っちゃってんのお前!?毎度だけど!」
楽しく電話で会話するミルフィを睨み付けるケリー。
一方、今後の事について話し合うハロルドとハルク。
ハルク「師匠を退治する為、ハロルド先輩達には手を貸してほしいと思っています。勿論俺達も貸します。あとDMでも話していた保護を頼みたい奴というのが…、」
ふと、後ろを向くと。
ハルク「ケリー!?何処行くんだ!」
ライト「おいケリー!?何やってんだよ!勝手に行くなって!エリちゃんと遭遇したら殺られるだろ!」
ハロルドとミルフィと合流し手を貸し合う事をケリーに秘密にしていたライトとハルク。ケリーなら絶対に嫌だと言うだろうから。だが逆にライトとハルクが自分に内緒でハロルド達と手を組もうとしていた事に不服で今までずっとしかめっ面だったケリーは唇を強く噛み締めて、突然この場を走り去って行った。

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終焉のアリア【E.D.B280】
ミルフィ「あとね!花月さんのお姉さん達やミル達の仲間が存在を忘れさせられたけど、あれはイーヴィル隊長の能力で皆を過去に閉じ込めたからなんだって!閉じ込められた人は現実世界の人達を忘れちゃって過去に飲み込まれて。過去に閉じ込められた人は現実世界の人達に忘れられちゃうんだって。閉じ込められた人を救い出すには、その人が一番大切だと思っている人が現実世界へ連れ戻すしか方法は無いってハルクんが教えてくれたよ!」
空「過去に閉じ込められた人を救うにはその人が一番大切だと思ってる人が連れ戻す?!」
花月「!」
空とミルフィの会話がスマートフォンから洩れているから、姉達を過去に閉じ込められてしまった花月がいち早く反応する。
空「誰が一番大切かなんて当人しか知らねーだろ。それに連れ戻すって事は、その連れ戻す人も過去に行かなくちゃいけないわけだろ?イーヴィル隊長に過去に閉じ込められなきゃいけないって事じゃん。お前やっぱりそいつらに騙されてるって!そいつらはイーヴィル隊長の命令で、何としてでも俺らを過去に閉じ込めようとして嘯いてるだけだろフツーに考えて!MAD化された元地球人ってのも、俺らの同情を買って俺らに近付く作戦だろ!」
ミルフィ「でもそんな風には見えないよ。それに3人は本当に雨岬君と同じ中学校に通っていた元地球人なんだよ。じゃあ雨岬君に聞くよ。中学生の頃、電導 來斗君と氷解 波瑠久君っていう同級生を覚えてない?來斗君はライト君で、波瑠久君はハルクんなんだよ」

空の脳裏で甦る中学時代の記憶。毎日毎日バケツを持たされ廊下に立たされている他クラスの男子生徒2名が居た事を思い出す。
教師『授業中に毎日ベラベラ喋りおって!周りの生徒の勉強の邪魔だ!電導!氷解!お前らは廊下に立っていろ!』
空(また電導って奴と氷解って奴かよ…。今時バケツ持って廊下に立たされるとかあるんだな…)

空「覚えてる(悪い意味で)」
ミルフィ「本当?良かった〜!今回は即答だったね!どうして?」
空「……」
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