タイトルなし

症候群【Rene Royalty.d5】
ルヴィシアンに殴られたヴィヴィアンの口が切れて血が滴り、左頬は赤紫色に腫れる。
アンジェリーナ「ヴィヴィ君!」
ヴィヴィアン「!」
ドレスを持ち上げながら顔面蒼白で駆け寄るアンジェリーナ。
アンジェリーナ「ルヴィシアンお兄様どうしてこんな酷い事をするの!ヴィヴィ君が痛い思いするのアンジーヤダよ!」
ルヴィシアン「ならばアンジェリーナ。先程ヴィヴィアンが私を"兄とは呼べない"と侮辱した発言で傷付いた私を庇ってはくれないのか?従兄として悲しいなアンジェリーナ」
アンジェリーナ「ご…ごめんなさいルヴィシアンお兄様…。けど打つ事無いよ!怪我しちゃったんだよ!?」
ルヴィシアン「先程の私への侮辱だけなら打ちはしないさ。アンジェリーナは見ていないから分からないが先日こいつは叱られるような悪い事をした。だからこれはその罰なのだよ。分かってくれたかな?」

タイトルなし

症候群【Rene Royalty.d4】
アンジェリーナ「お兄ちゃんならヴィヴィ君には2人も居るじゃん?」
ヴィヴィアン「あんな奴ら兄とは呼べないよ。まあそれでも腹違いとはいえヴィクトリアン兄上は馬鹿だけれど朗らかだからまだマシか。問題はもう1人の兄上だ。あの兄上なんて実母が同じ、兄とは思いたくも無い程に最低だよ」
慌てた様子のアンジェリーナがヴィヴィアンの服を引っ張る。
ヴィヴィアン「ん?何。アンジェリー、」
ルヴィシアン「兄とは思いたくも無い程に最低な人間とはルヴィシアン・デオール・ルネの事かヴィヴィアン?」
ヴィヴィアン「え、」

ゴッ、

アンジェリーナ「!!」
振り向いたヴィヴィアンの頬を殴ったルヴィシアン。アンジェリーナはガタガタ震えて顔面蒼白だ。

タイトルなし

症候群【Rene Royalty.d3】
ヴィヴィアン「そ…そういう下品な発言は女の子なら特にしてはいけないよアンジェリーナ。あと、そういう私的な事は言わないでやってくれるかな」
アンジェリーナ「へぇ〜。あの意地悪ヴィヴィ君がフランソワの事はやけに贔屓してるじゃぁ〜ん?あんなヘタレフランソワで側近務まってるの〜?」
ヴィヴィアン「確かにあいつは気弱で馬鹿で階級も僕より下級で側近らしいところは何一つ無いよ。けれど、口にしなくとも僕が沈んでいる時は僕の気持ちをすぐに察して、且つその事には触れずに遠回しに励ましてくれるんだ。バレバレなのだけれどね。そういうところは書物や軍事訓練からでは得られない、あいつの才能だと思っている。あいつは幼少期に両親に捨てられ多くの弟達の親代わりになってきたらしい。だからあいつは僕にとって側近というより兄に近いかな」
政略結婚の事や兄の事や王子の自分は自由がきかない事に涙していたら、ヴィヴィアンの趣味に合う書物を用意して、その嫌な事を忘れさせてくれた事。
フランソワ『殿下のお好きな戦闘機や軍記の書物が実家にありましたので持ってきてみました。なにぶん古書で申し訳無いのですが宜しければお暇な時にお読み下さい!』
父が選んだ婚約者に侮辱されていたら、相変わらず気弱なフランソワは婚約者に注意はできないがすかさず連れ出してくれた事。
フランソワ『あ、あの〜…お話中申し訳ありませんが殿下は今から所用がございますので席を外させてもらいますね』
これらを思い出しながら話すヴィヴィアン。

タイトルなし

症候群【Rene Royalty.d2】
ヴィヴィアン「アンジェリーナ。どうして此処に?」
アンジェリーナ「パパとママがダビド叔父様に用があるからルネ城行くって。ヴィヴィ君に会えるからアンジーも一緒にルネ城に来たの〜アンジー達が来たから一緒に昼食にしようって叔父様達がお城で待ってるよぉ〜。アンジーはねぇヴィヴィ君を呼んで来てって叔父様に言われたから軍本部に来たんだぁ
ヴィヴィアン「え。そうなの。…という事らしいんだごめんフランソワ。僕は城へ行かなくてはいけないから昼食は他の奴ととって」
フランソワ「了解致しました!ご家族でのご昼食お楽しみ下さい殿下!」
ニヤニヤ笑みながらフランソワを見るアンジェリーナ。彼女の笑みの理由が分からないながらもニコニコ笑顔で会釈する暢気なフランソワだった。

ルネ城内―――――
アンジェリーナ「フランソワってさぁ」
ヴィヴィアン「うん」
アンジェリーナ「見るからに童貞だよねぇ〜」
ヴィヴィアン「ぶっ!!」

タイトルなし

症候群【Rene Royalty.d1】
(ルネ王室の過去編です。暗い又は人が死ぬ場面有りです。マリーがヴィヴィアンの婚約者としてルネ王国へ来るよりもっと前の話)
―――――――――――
4年前、ルネ軍本部―――
アンジェリーナ「ヴィヴィく〜〜ん!
軍本部にて戦闘機の演習を終え、側近フランソワと歩いているヴィヴィアン目掛けて従妹アンジェリーナが駆けて来て抱き付く。
前の記事へ 次の記事へ