アバッセたかた

上:アバッセたかた、下:アバッセたかた前方の風景

陸前高田市役所前からBRTで一駅、嵩上げされた一帯の「まちなか陸前高田」駅で降りると目の前に、アバッセたかたがあります。
集合店舗の商業施設のほか、図書館とかもあったはず。
「アバッセ」は方言で「一緒に行こう」という意味らしいです。
こういう名前って「来てね」とかが多い気がするけど、「一緒に行こう」はすごくいい名前ですね。

とりあえず現地のスーパーが好きな私はまずマイヤへ。
さすが海の街、魚介類が安くてすごく美味しそうで羨ましかった…!!
うっかりおつまみ用にお刺身も買ってみたりして。
わかめも買ったけど、陸前高田市産じゃなかったのが残念。
陸前高田のものを買うなら、多分一本松茶屋じゃないとなかなか難しいんだなあ。
あとはさいとう製菓もあったので、かもめの玉子を買ったりしました。
ほか薬屋さんや本屋さん、百均なんかもあって、地元の人がお買い物するのに便利だと思います。
やぎさわカフェもあったけど、ここではしょうゆソフトはないみたい。
でもスタバみたいに席でお茶できるから、買い物に疲れたらゆっくり出来ていいかも。

帰りのBRTに乗ろうと駅に向かっていたら、駐車場で豆柴を囲む人々が。
かわいいなあと思って見ていたら、飼い主と思われるおじさんがにこにこ笑って「めんこいでしょ?」と話しかけてきてくれて、しばらく豆柴と戯れてみました。
何より感動したのは
「『めんこい』って普通に使うんだ…!岩手めんこいテレビ…!」
ということでした。
いいよね「岩手めんこいテレビ」って名前。
私もかわいいとき「めごめご」って思います。

そんなこんなでアバッセたかた、周りはまだほとんど建物はありません。
海側を見ると、さっき見た道の駅や破壊された水門、ショベルカーと思しき群れも視界に入ります。
「瓦礫」と呼ばれた大切なものは片付けられ、
嵩上げのための土を山から運ぶベルトコンベアも役目を終えました。

これが今の状況です。
さてこれから、どうなっていくのでしょうか。
これからも見つめていきたいと思います。