読書の夏1(しずかな日々)

「しずかな日々」椰月美智子

どうしても本が読みたくなり、タイトルと裏表紙のあらすじで即決。
内容は「母と離れて祖父と暮らし始めた小学5年生の少年が、初めてできた友達と過ごす夏休み」。
爽やかで楽しくて、少し切なくて、少年の成長にしみじみしました。
設定的に波乱万丈にもできないことはないんだろうけど、描かれるのは静かで穏やかな日々。
だけど何だろうな、主人公の人生において、ずっと大切に残るだろう、優しくて愛おしい日々。
大人に大切に愛された記憶、友達と過ごした楽しい記憶、大事な人との別れ。
多分たくさんの人々にこういう思い出があり、人生を支えているんだろうな。

夏休みにぴったりの本だと思います。
読んで良かった。