必需品

先月の関東・東北豪雨のニュースで、床上浸水の被害を受けた宮城県の方がインタビューで
「全国の方に伝えたいことは」
と聞かれて
「枕元に懐中電灯と、安くていいからラジオを置いてください」
と仰いました。

きっと東日本大震災も被害にあっただろう彼が、近い将来必ずどこかで発生する災害の、見も知らない被災者のために、身をもって痛感している必要性を訴える。
番組の方針だったかもしれませんが、自分たちへの救援物資やボランティアを求めるのではなく、他人への痛切な助言であったことに、思わず涙が出ました。


今のところ何とか被害を免れていて、防災意識も薄れがちだった私も反省し、ラジオを買うことにしました。
ほんとに安かったけど、AMとFMが両方聞けて、イヤホンだけでなくスピーカー機能も付いているものにしました。

本当はこのラジオが活躍する災害が起きないほうが良いのですが、このご時世、毎月のように大災害が起きるので、常に備えておかないと。
ボランティアにも行かない私ができる数少ないことが、忘れないことと、助言を受けとめることだと思います。