ドラについて

星野源さんが今度のドラえもん映画の主題歌を手がけたそうですね。
今日ラジオで星野さんの「ドラえもん」を初めて聴きました。
「うわーこの歌詞駄目だ、胸が締め付けられるほどドラ愛に溢れてるわー」
(「彼の歌も」が特にぐっときたけど、出木杉くんを入れているところもたまらない)
と思っていたら、間奏の「ぼくドラえもん」のメロディでほんとに泣いてしまいました。

私はのぶ代ドラで育ち、今のドラえもんは見ていないし馴染みもありません。
変わった当時は抵抗があったけど、ドラが生き続けるためだから仕方ない。
ただ、どうも主題歌が「こんなこといいな〜」から始まる「ドラえもんのうた」から変わったらしいと聞きまして、
「ああ、私の知っている愛したドラは、今の子どもたちはもう知らないんだ。もう過去にしかいないんだな」
と寂しく思っていたわけです。

そんなところに「ぼくドラえもん」ですよ。
のぶ代の歌った「ぼくドラえもん」ですよ。
F先生が「ドラえもんってこんな声をしていたんですね」と言ったのぶ代ドラですよ。
「うわあああー!いた!いたよ!私以外の中にものぶ代ドラは生きているんだ!」
と思ったら、何だか感極まって泣いてしまったわけですね。

なんだろうな、例えるならこんな感じ?

子どもの頃、みんなが大好きだった公園の遊具。
いつしか古びて誰も使わなくなり、撤去されて「あったこと」すら忘れられていく。
それは時代の流れでしょうがないけど、大切な思い出が消えてしまった気がして寂しかった。
が、ある日子どもたちが遊んでいる新しい遊具に、見慣れた遊具の一部が色を塗り直して組み込まれているのを発見。
それを加工したのは、その遊具で遊んだかつての子ども。
懐かしさや嬉しさと同時に「また子どもたちと遊べるね」と遊具に言いたい気分。


長い。そしてなんか気持ち悪い。
とりあえず歳をとると涙もろくなってね…。
この歌、のぶ代ドラで育った30代以上の大人(の一部)は泣けるんじゃないかなあ?私だけ?

ともあれ星野さん、ドラ愛と先代ドラたちへの敬意に溢れる歌をありがとうございました!