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prof
05/10 21:53
明日も頑張ろうね。
※先月ショックだった出来事からひと月が経ち、気持ちも落ち着いてきつつあるので、日記に書き留めておこうと思います(・ω・)
先月中頃のその日。
珍しく朝一番に叔母からのメール。
「今から病院に検査に行くよ」との内容。
今年のお正月、日帰り帰省した時に久しぶりに会った叔母。
叔母は私と同じ市内に住みながらも、なかなかお互いの予定が合わず、「今年こそはまたご飯行きたいね〜」と言いながらも実際顔を合わせるのはこの時久しぶり。
?………随分痩せたような…。
私が9つになる年まで一緒に暮らしていた叔母は、私の中では年の離れた姉のような存在。
家族が、家の仕事の事で口喧嘩やイザコザになった時に私が逃げ込むのはいつも叔母の部屋だった。
気性の激しい面があるけど明るくて、ぽっちゃりとしたチャーミングな人。
「ひぃちゃん、私今年こそ痩せるけんねぇ。」が口癖の叔母。
私は「え!?何、また痩せる痩せる詐欺でしょ!(笑)」と冗談混じりで言い合っていた。
“こんなに急に痩せるもんだろうか?”
「もし具合が悪いようなら、仕事も休みを取って病院で看てもらってね」
そう勧めた事すら忘れるくらい日が経って、突然来たメールの内容にただただ驚き。
翌日から入院となり、更には簡単な病気ではなさそうな雰囲気。
検査入院をし、他病院で詳しいCT検査を受けたところ(先月末一緒に病院に行ってきました)、判明した病名は悪性リンパ腫。…つまり血液の癌。
進行具合を表す数値(ステージ1〜5)は、既にステージ4。
癌と聞いた瞬間、目の前が真っ暗というより真っ白になった気がした。
じいちゃんばあちゃんっ子だった私から、ふたりを奪っていった病気が癌だったから。
“また叔母も連れて行かれるのかな…”と頭の中で暗い考えがあって、ふとした瞬間にボンヤリしてしまうようになった。
そんな考えは叔母に対して大変失礼なのは分かってるんだけど、どうしても不安が止まらなかった。
何かに集中してないと、集中が途切れた空白の瞬間が怖くて。
妹が電話で「ウチの家はどうしてこんな事が立て続けに起こるんやろ。呪われてるみたいな気分になる。」…って愚痴をこぼした時
「そんな事言うたらいけんよ。一番しんどいのは本人なんやけんね。」…って言ったのは私のくせに、本当に情けないよ。
頭で理解してても(しているつもり)、気持ちでは分かっていなくて…
口では良いような事を言いながら、内面とのちぐはぐ感に自分がイヤになる。
でも、何回目かの叔母のお見舞いに行った時、妹が叔母宛てに書いた手紙を読ませてもらって、意識が変わったというか目が覚めた思いがしました。
妹の手紙には
“電話で愚痴をこぼした時に姉ちゃんから『一番しんどいのは、ま〜い〜(←叔母の愛称)なんやけん、そんなことを言うたらいかんよ』と言われて目が覚めました。それまで自分主体でしか考えてなかった事に気付いて自分を恥じました。”
…と。
ああ、一番自分主体で考えて、どこか目をそらしていたのは私だったんだ。
なんだかモヤが晴れたような思い。
気付かせてくれた妹に本当に感謝しました。
それからようやく本格的な治療が始まり、食事も少しなら摂れるようになった叔母の姿を見て、それまでは『どうしよう。どうしてこんな事になったんだろう。』という考えから『絶対に良くなってもらおう。』という気持ちへと変わりました。
発症率のかなり低い病気のようだけど、きっと『あの時は大変だったよねぇ。』と思い返して笑いあえる日が来ると信じます。
良くなったら私が旅行にご招待するけんね。早よう良くなってね、ま〜い〜(´▽`)
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