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雑記

8月以来他ブログ様もろくに巡回できず、SSも書けずでした。
音沙汰なくてなんだか申し訳ありません。

8月末頃から身内が急病で入院してしまった為、ひたすら病院通いに明け暮れておりました。
この度手術が成功した為、なんとか日常生活に戻れそうです。

気晴しや気分転換も兼ねて徐々に復活していこうと奮起しております。
やっぱり楽しみはある程度作らなきゃいけませんね!!

雑記というより近況報告になってしまいました。

オフ会レポート(2)

続きです(笑)

一次会、とても賑やかに、和やかにあっという間の2時間半でした。
すぎやまださんと原麻めぐみさんとちょっと離れたお席に座ってしまったのがかなり悔やまれます。

合コンの席決めで苦渋の顔を浮かべる男子の気持ちが少し分かりました。

しかしどこの席でも楽しいのが『ひみつの会』
だって『秘密』が好きな方しか居ないんですよ?
『中の人』が沢山居るんですよ?

こんなユートピアないでしょう。もうサンクチュアリですよ。
そりゃ楽しいに決まってますね。

名残惜しくも、すぎやまださんと原麻めぐみさんは一次会でお帰りになってしまわれて…色々マニアックな質問とかしとけば良かったと悔し涙です。


お次はみひろさんのご予約された、とっても大人な雰囲気の素敵な飲み屋さんで、二次会です♪
時間的に…と思っていましたが、『遅くなる』とバシっと自宅に連絡した所良さげだったので、こちらも飛び入り参加。
本当にご迷惑おかけします…。

二次会は、なんといっても『しゃけ』の一言に尽きますね。
多分一生忘れられない気がします。
たつままさん、ありがとうございます!!

『しゃけ』の一言に尽きるというのは嘘ですが、本当に何から何まで楽しくて、ずっと笑っていた気がします。
薪さんへの愛を語っている時の、コハルビヨリさんの『可哀相でみてられない』と言葉が印象的でした。
ああ愛してるんだなぁ、と思いました。
わたしも負けじと愛してるつもりなのですが、なにせ鬼畜なので、なんだかキュンとしてしまいました。

色々と記憶に残る瞬間や会話があって、こちらも書ききれなさそうです。

纏まりの無いレポートになってしまいますが、お一人づつにメッセージを書こうと思います。長いです(笑)

たつまま様>明るくて楽しくて、気さくで、なんだか楽しませて頂いてばかりでした。
想像(妄想?)の方も聞いていて面白かったので、是非是非ブログ等形に残して頂きたいなぁと思ってしまいました(笑)


みひろ様>幹事役を完璧にこなしつつ、薪さんへの愛もバッチリ叫ぶみひろさんのお姿…輝いていました。華やかで素敵な方です。共通点も嬉しかったり…今同じ空の下に居るんだなぁみたいな(発想がストーカー!)
本当にお疲れ様でした!

すぎやまだ様>知性的でクールな印象を勝手に抱いていましたが、明るくてとても爽やかな方でした!もっと近くに寄って色々お話しを聞きたかったです。またお会いできると信じてますので、その時は是非よろしくお願いします!


志水様>志水様は礼儀正しくて、落ち着いていて、笑い方までとっても綺麗で、見習わないとなぁと思いました。
お美しい薪さんドールも、惜しげもなく見せて、触らせて頂けて幸せでした!某Fデパートのお店、行ってみますね♪


ミーナ様>凄くさばさばしていてちょっと驚きました(笑)むっちゃカッコいい!そして変●っぷりも流石でした!
例の絵を書き上げただけはある…と頭が下がる想いです。
東京以外のオフ会も、やってみたいですね。お土産も本当にありがとうございました!後生大事にします!!


原麻めぐみ様>イメージとピッタリの、清純な印象の方でした。
ミステリアスな深い瞳だ…、なんて思っていたのですが、お話ししている時の笑顔がとても優しくて、わたしまでニコニコ(にやにや)してしまいました。
お土産、もう早速使っています(笑)ありがとうございます!


かのん様>なんだか女優さんみたいだなぁ…とこれまたミーハーな事を言ってすみません。
知的な瞳に綺麗な髪。しかし『お菓子』の話などもさらっとしてしまう、不思議な魅力たっぷりの方でした。
お話しも面白くて、沢山笑わせて頂きました。

香咲麗様>はい、神降臨ですね。
見た目と違ってシュールすぎます。
あんなにふんわり可愛いらしいのに…!(笑)
絶対面白い!と思っていたら…やはり最高でした。もう化粧がはげる位に。二次会で隣りの席に座れた事、沢山お話し出来た事が本当に嬉しいです。結婚して下さい。


コハルビヨリ様>本当に本当に、お疲れ様でした!!
コハルビヨリさんにお会い出来て、本当に嬉しかったです。
表情豊かで、見た目も声も中身も全部可愛くて、しかもいじられるという…、すっかりコハルビヨリさん萌えになりました。
暑い中のコミケも、荷物を持ちながらの移動も、大変な事だらけだったと思います。
でもあの笑顔!萌え!!(自重)
またオフ会やコミケ(次は20禁ですね!)でお会い出来る日を心待ちにして居ります。
HPの方にも、後程お伺いすると思います。
ひとまずゆっくり休んで下さい!




えーと…以上…?
本気で纏まりがなくて焦ってます…。
とにかく、今は皆様に心からの感謝を伝えたいです。
こんなんが参加しちゃって、すみません!
でも本当に楽しかったです!
またお会いして下さい(土下座)

ありがとうございました!!

オフ会レポート(1)

さてさてさて!
SSもなんとか書き切った(決してやっつけではないですよ)事ですし、15日の夏コミ&オフのレポを書きたいと思います〜。
もうこっちを早く興奮覚め遣らぬうちに書きたいのにSSが終わらなくてもう…もう!ああ!!

という訳で15日、コハルビヨリ様の同人誌『秘密日和2』をゲットすべく、コミケへ行って参りました。
そしてなんと、迷惑承知で『ひみつの会』にまで参加させて頂いてしまいました!
キャー!自重!!

コミケ…なんと撤収15分前着というドタバタぶりで登場してしまいました。
初めてお会いする皆様に、実は相当緊張しておりまして(顔に出ませんすみません)中々の挙動不信ぶりだったかと思います…おはずかしい。

あちらに見えるのは…みひろさん!
たつままさんもいらっしゃる!
可愛い可愛い薪さんの向こう側にいらっしゃるのは志水さん…!
スケッチブック片手に主役のコハルビヨリさん!!かわええ!!

うほ、麗さん!麗さん!!!
つつましく背後から原麻めぐみさん登場!
そしてミーナさん無事ご到着!
キャー!気分はまるでミーハーな女学生でした(でもやっぱり顔には出ませんでしたすみません)
いや、中の方々にお会いするというのはとてもドキドキする事ですね。
知ってるけど…知らない、ってあんなにときめくのか!!と。

人知れずニヤけつつ無事2冊目的のブツをゲットし、あっという間に『ひみつの会』へと移動の時間に。

道中でちょこちょこお話をして、緊張も少しはほぐれた所で一次会のカラオケ店へ到着。
かのんさんとすぎやまださんにもお会いする事が出来ました!
いや〜見てますよぉ、へへへとか絡みたくなったんですが、やっぱり人見知りのわたしにはニヤけつつ見つめる事しかできず無念!

お部屋に着きますと、薪さんドールに見守られながらの『秘密トーク』が始まりました。
色々な方のブログのお話しや、それぞれの薪さんへの愛の叫び、『岡部のポジション』について等(笑)

聞いてるだけで楽しくて、同志の存在を身近に感じて(特に薪さんのアレを大興奮で見てる辺り)とっても嬉しかったです。

そして一大イベント。
『秘密日和2』解禁。
コハルビヨリさんの意図を全く無視するという素晴らしい解禁っぷりでしたね。

歓声が上がります。
コハルビヨリさんの悲鳴も上がります(可愛いです)

感想は…もう…薪さん可愛いすぎる好きすぎるわたしの上にも乗ってくださ(略)

みたいな感じでした。というか書き尽くせないので、また改めてコハルビヨリさんのサイトにお邪魔しようと思います。
とにかく良かったです。凄く悦かったです。

みひろさんの『とりあえずビール』も見れて幸せでした。


ブログでの印象というのは滲み出るもので、『あぁ、この方があの作品や、あんなことやそんなことまで書いていらっしゃるのね』と、わたしは始終感動の渦におりました。

さらには素敵なお土産まで頂いてしまって…もうなんだか胸いっぱいな一次会。

書き尽くせない…書き尽くせない。
という訳でまだまだ続くよ!


letters(5)


最後に彼の笑顔を見たのはいつだっただろうか。
雪子は言葉を失って、ただ薪を見つめていた。


久し振りに見た薪の笑顔は、穏やかで、少し悲しそうだった。

「教えて下さってよかったです」

「いえ、…私は」

あなたたちに、嫉妬していたの。
克洋君が、あなたばかり見ているのが嫌だったの。
つよし君が、彼の気持ちに気付きませんようにって、そんな残酷な事を祈ってたの。

「僕は、鈴木に随分と心配かけてたみたいですね」

言葉はもう胸に詰まってしまって、出てこなかった。


一枚の写真に秘められた、今はもう居ない彼の想いが、薪に届くように雪子は願った。

「…つよし君、今、幸せ?」

薪はその問いに、静かに微笑みを返しただけだったが、雪子は確信を持つ事が出来た。


確かに薪はあの密かな『手紙』を読んだのだ。
だからこうして、自分の前でも笑ってみせたのだと。

「青木君に、今後書類のチェックはちゃんとするように言って頂戴ね」
「はい、きつく言っておきます」

去り際の薪の顔は、心なしか晴れやかに見えて、雪子は自分の伝えた事が間違ってはいなかったと胸撫で下ろした。


第九へ続く廊下を歩きながら、スーツ越しに、ポケットに入っている4通の手紙にの感触を確かめる。


伝えたい想い。
隠していた想い。
伝えられない想い。
時間を越えた沢山の想いが、薪を包んでいた。

青木から、僕へ。

雪子さんから僕へ。

僕から、鈴木へ

そして。


『薪へ』


笑っていて下さい。


『鈴木克洋』


(終)

letters(4)

「いD56…ですか、今は書架にあるようですね、ただ今お持ちします。お待ち下さい」

ここだろうと思った。
学生時代、鈴木と雪子と、自分と3人でよく勉強しにきていた、大学の近くの図書館。

場所が場所だから、会話に花が咲くという訳もなく、ただ静かに、それぞれ好きな本を読んでいた。
満ち足りた、優しい思い出がこの場所にはあった。

薪は久し振りに訪れた館内を見渡す。

(鈴木はよくあの席に座ってたな)

採光窓から差し込む、午後の光を受けて、勉強しに来て居るのによくうたた寝なんてしていた。

(僕の席は向かい側)

うつらうつらと船を漕ぐ鈴木を黙って見ていた。

頬杖をついた鈴木が、意外と長い睫毛をゆっくりと伏せる瞬間が何故か無性に好きだった。

「お待たせいたしました」


気付くと、司書が一冊の本を手に近くに立っていた。

濃紺の皮の表紙の、分厚い洋書。

見覚えがある。
これは鈴木が借りていた本。
語学がそこまで得意では無かった鈴木は、時々辞書を引きながら、随分時間を掛けてこれを読んでいた。
そんなに難しいかと聞いたら、薪だったら簡単に読めると思うけど、と照れくさそうに笑っていた。


きゅ、と胸が締め付けられる。

薪はそんな気持ちをかき消す様に、本を手に『いつもの』席に腰掛けた。

(雪子さんは何故これを…)

読んで欲しい、という事だろうか。
鈴木があんなに一生懸命に読んでいた本だから?
いまいち意図がわからない、この本を鈴木に薦められた事もない。
薪は、それでも律義に一枚づつページを進めていった。

懐かしい午後に似た暖かい日差しが、薪の頬を照らす。


(やっぱり…特になんて事はない本だな)

海外のミステリの様だが、際立って素晴らしいとか有名だとかでもなさそうだ。
もう諦めて、雪子に何故この本を僕に教えたのか、素直に聞いてしまおうか。


そうして薪が席を立った時、ページの隙間から何か紙が落ちた。


(これは…葉書?いや、写真だ)


拾い上げたそれは、一枚の写真だった。

「……」


そこにはまだあどけない、二人の姿が写っていた。

鈴木の隣りにいる自分の顔は、なんだか幼くて、幸せそうで。
自分でも驚く様な笑顔を浮かべていた。


『薪』


酷く懐かしい声に、薪は『向かいの席』を見た。

一瞬、本当に一瞬だったが、頬杖を付いて微笑む鈴木の姿をみた気がした。



「雪子さん、ご伝言ありがとうございました。それに、手紙も」

雪子の所へ私用で足を運ぶのはいつぶりだろうか。
まさか直接会いに来るとは思わなかったのか、雪子も少し驚いた表情で、薪と向き合っていた。

「私の、私の手紙の事はいいのよ。言っておきたかっただけだから」
「…はい」
「それより」

本、見つかった?
そう言った雪子の目は、とても切ない色をしていた。

「写真が、入っていました」
そう、あの写真は。

「あの写真はね、克洋君がしおりにしてたのよ」

笑っちゃうわね、男友達とのツーショットをしおりにするなんて。
恥かしいからやめなさいって、言ったのよ。
でも彼『この薪の笑顔が凄くかわいいから』って、譲らなかった。
手帳に入れたりするとつよし君に見つかりそうだからって、こっそり本に挟んでたのよ。
ある時無くした無くしたって騒いで、私、多分それに挟まってるんじゃないかって知ってたのに、言わなかった。

「ふふ、私の書いた手紙も、それには負けちゃうわ」

「……」

「克洋君は、多分…つよし君の事」
「鈴木は確かに雪子さんの事を愛していましたよ」