たまたまテレビでペンギンを観て、そのペンギンの生態をワイバーンパピーにも反映させたのはどこのどいつだーい……私だよっ!
……うん、古い。圧倒的に古い。
あの芸人さん、今どうしてるんでしょうね?
そんな事はさておいて、書店……書房?
んー、書房だった気がする……。
とにかく、書房にて竜の飼い方の指南書を購入したジュリア。
特に誰とも話せていないので、全てを独力で学んでいかなければいけないというハードモード状態。
写真を撮る以外に能がないのに大丈夫なんでしょうかね?
そして冒険者ギルドにも立ち寄らないので、リイネ嬢の危機にも全く気付いていないという。
私もスリの少年に会いたかったー!
けど、ロンシャンにトンボ返りする理由が思い付かないー!
まあ行ったとしても、精々リイネ嬢の写真(旅行中に撮ったやつ)を提供したり、スリ親子の世話をする程度しか出来なかったでしょうからね。
皆さん(PC様方)にも、危ないからと気を使わせてしまいそうですし、うん、これで良かったのかもしれない。
日常班は日常班らしく、日常の事で右往左往しておこう。
で、その右往左往している理由のワイバーンパピーちゃんですが、ようやく名前が決まりました。
名前はチャイカちゃんです。
ロシア語で『カモメ』を意味する言葉で、ロシア製(正確にはベラルーシ)のカメラの名前でもあります。
ポーランドでは『タゲリ(千鳥の仲間)』を指す言葉らしいのですけどね。
だいぶ前に、ジュリアが使っているカメラのモデルを「キエフ10シリーズを〜」と書きましたが、その繋がりでこの名前にしました。
ちなみに男の子だったら、ゾルキーにするつもりでした。
ゾルキーはロシア語で『注意深い』とか『眼光が鋭い』という意味です。
ゾルキーもロシア製のカメラですね。
蛇足ですが、キエフはコンタックスのデッドコピー、ゾルキーはライカのデッドコピーだったりします。
チャイカはハーフサイズのオリジナル(なのかな?)みたいですけどね。
でもこのチャイカ、耐久性が悪くて撮るのにもコツが必要なんだとか。
……お願いだからチャイカちゃん、貴女は扱い辛くならないでね。
動物って育てるのが大変ですし、ちゃんと死を看取れるように責任を持って飼わなくちゃいけませんから、ジュリアが右往左往するのも当然と言えば当然で。
他にもワイバーンとかドラゴンとか飼っているPC様がいらっしゃいますから、いつか育て方のコツとか、どのくらいで大人に成長するのかとか、色々と訊いてみたいですね。
それにしても桜色の鱗で女の子って、もし一歩間違えてドラゴンになっていたら、まんまリオレイア亜種になっていました。
いや、リオレイアも姿だけならワイバーンなのかな?
腕と翼が一体化してますし。
……だ、大丈夫。我が家のチャイカちゃんはあんな風にはならない筈だから(震え声)。
でもどんな風に育つのかはまだ決めていないので、予定はあくまでも未定なんですよね。
それと、遅かれ早かれ『夢見る羊亭』からは出ていかないと他の宿泊客の迷惑になってしまうという現実が……。
せめて竜舎の在る宿に移動しないとなぁ。