今回はアルーシャの設定話です。
と言いましても、まだまだ固まってないのですけどね。
■コンセプトとか
前にもちょろっと書いたように、アルーシャはサングリア・マーケットに出店させたくて作ったキャラです。
なのでコンセプトらしいコンセプトも無いのですが、一応、錬金術を使えるキャラにしようとは考えていました。
店を出すだけなら他の職業でも良かったのですが、これはまあ、私がアトリエシリーズが好きだからですね。
実に単純。
まだ描写してませんが、アルーシャも「たーる」とか言うキャラにしています。
いや、アルーシャは「樽です!」みたいな言い方になるかな?
うん、死ぬほどどうでもいいですな。
でもマーケットの商品に樽型の物が有ったり、工房に樽が置かれているのはこのためだったりします。
■名前とか
アルーシャの名前ですが、これは錬金術の奥義(の1つ)である『アルス・マグナ』を捩ったものです。
アルス・マグナ → アルーシャ・マグナス。
なんとも捻りの無い名前ですね。
まあ3日で考えたキャラですから。
■容姿とか
生意気にも、エルフだから年齢を重ねているという固定概念を崩そう、と考えて普通のロリエルフにしました。
外見は子供、中身はこまっしゃくれた子供、その名はアルーシャ・マグナス!
………………で、外見のモデルにしたのがfate/GOの合法ロリ奥様ことエレナ・ブラヴァツキー夫人です。
性格は違いますけどね。
ボレロジャケットやジャンパースカートは元々学院の制服にしようと思っていたのですが、どうも学院には制服などが無い様子で、なら適当に制服っぽく見える服を着させちゃえ、と。
適当 イズ ベスト。
それとプロフィールには書いていませんが、アルーシャの着ている衣服は全部が魔術礼装だったりします。
なので魔法抵抗力はかなり高めです。
この辺り、もろにfateの影響ですね。
でもレベルを上げて物理で殴られると、くっそ弱いのですけれど。
エルフな上に子供ですから仕方がないのです。
仕様です。
■性格とか
性格のモデルですが、これはfate/GOのぽんぽこライダーこと牛若丸ちゃんと、某アイドル育成ゲームの『自称・カワイイ』アイドルと『イチゴが大好き』なアイドルの性格を混ぜ合わせたものです。
前々から自信家なキャラはやってみたかったのですが、何分、私が自信家とは程遠いヘタレな性格なので、彼女達から性格をトレースさせて頂いたという次第です。
ベースにしているのが『イチゴ大好き』ちゃんなので、基本的には良い子。
でも時々「私は○○ですから!」と自画自賛もするという感じで、分類としては秀才型敬語系構ってちゃん。
こんなニッチな分類に属するキャラが他に居るのかは分かりませんが。
甘えたい、でも子供扱いはされたくないといった感じのキャラ……あれ?
これ完全にクール・タチバナさんじゃね?
…………………………さ、次に行きましょう。
■能力とか
魔力容量も多くて魔術回路も一級品な天才型、更に勉強も熱心に取り組む秀才ちゃん。
と、それだけ聞けばメアリーさんな完璧キャラ
ですが――アルーシャは技量と経験不足から、触媒や媒体無しだと上手く魔力をコントロール出来なかったりします。
なので苦肉の策として、宝石魔術に手を出した訳です。
でも触媒を使う事で発動や効力自体は安定しましますが、最大数値がガクッと下がるんですよね。
簡単に説明しますと、触媒無しの攻撃魔術の最大威力が100とすると、触媒有りの場合では精々60くらいが限度になるといった感じです。
その代わり、下限も30くらいになるという。
錬金術の腕前は、店を開いてるんだから並の教師程度には出来ないとお客さん来ないだろう、と。
並以下だったら、大人しく宿屋やってろよって話になっちゃいますからね。
喚起、というか召喚魔術はオマケみたいなスキルです。
あ、工房の家憑き妖精達ですが、あの子達は別にアルーシャが呼び出したんじゃないんです。
宿屋時代からずっと居て、アルーシャとその家族を見守ってきてくれた“家憑き”の妖精達なので。
長く宿屋をやっている内に、いつの間にか集まっていた訳です。
なので実は命令に従う義務も義理も無いのですが、同じ家に住む家族として付き合ってくれているという次第。
アルーシャはフィールドワークも積極的に行うアグレッシブな子なので、エルフとしては体力の多い方ですが、あくまでも体力が多いのであって身体能力が高い訳ではありません。
エルフだからね。仕方ないね。
他にも家事や裁縫なんかも得意です。
それらの技能は宿屋の手伝いをして身に付けたり、少しでも家計を浮かせるために身に付けたりと、けっこうな苦労人気質の持ち主だったりもします。
貧乏ではないんですけどね。
でも器用貧乏ではあるという。
■生まれとか
アルーシャは生まれも育ちもペティットで、両親も同じです。
でも宿屋は親の代からやっているので、特に老舗とかそういう設定はありません。
と言いますか、代替わりする毎に店の内容が変わっていく変な家系の生まれ、という裏設定がある(後付け)ので、宿屋の前は武具屋、その前は本屋とかなり節操の無い家柄だったりします。
家憑き妖精達がアルーシャに寛容なのも、この辺りの事情が関わっている気がします。
イチイチ気にしてらんねーよ、的な。
でもエルフがやっているお店なので、どれも期間が長そうですけどね。
両親の設定は特に考えておらず、事故で亡くなった以外は何にも決めていません。
アルーシャが純エルフなので、両親もエルフなのは確定していますが。
五歳から学院に通っているという設定ですが、これは魔術や錬金術等の能力が高いことの裏付け用の設定です。
流石にエルフだからという理由だけで高火力の魔術を使うのは、自分自身で納得できなかったもので。
最低限、言い訳の出来る設定にしました。
あと生まれが生まれなので、既知可能な街出身や街に長期滞在しているPC様には、知っている体で話し掛けることがあるかと思います。
特に学院関係者や商店街関係者には、その傾向が強くなるかと。
まだ既知ロールはしたことがないので、してもいないのに既に心臓が痛いんですけどね。
どんだけヘタレなんだ、私は。
■錬金工房『プリマ・マテリア』とか
プップップッ、プリマ・マテリア。
……いえ、なんか言っておきたいなー、と。
それはさておき。
【アルーシャのアトリエ〜ペティット街の錬金術師〜】の舞台になっている、工房と自宅が兼用になっているお店です。
どうでもいいことですが、本家アトリエシリーズでは『錬金術師』ではなく『錬金術士』だったりするんですよね。
直接、冒険に行くからかな?
……更に、さておきましょう。
元々は宿屋という設定ですが、これは特に意味はありません。
流れとしては、
「サングリア・マーケットに出るために、何かお店を持たせてみよう!」
↓
「そうだ。アトリエシリーズ好きだし、錬金術の工房にしよう!」
↓
「でも子供が1から工房を建てるのは変じゃないかな?」
↓
「なら親を錬金術師にする? でもそれじゃあ、キャラの自主性が弱いような……」
↓
「よし、お店を親の遺産にすれば良いや(親の死亡が確定)」
↓
「それにちょっと捻りを加えて、宿屋を改装したことにすれば広い自宅も手に入るぞ」
↓
「宿屋なら商店街にそれっぽい説明があったし、違和感も無いよね」
↓
「錬金工房プリマ・マテリア完成」
という感じでした。
……なんと言いますか、アルーシャの両親の無駄死に感が半端無いですね。
今考えると、別に死んでなくても良かったような……。
あー、そうそう!
工房の庭にある林檎の木ですけど、あの木の林檎は真っ白だったりするんです。
実際に白い林檎というのは存在していて、なかなか美味しかったと記憶しています。
宿屋の名前もそこから来ていたり。
名前と言えば工房の名前ですが、これも錬金術に関係する名前で、確か『第一構成要素』だか
の名前だった筈です。たぶん。
■家憑き妖精とか
色々とお手伝いをしてくれる家憑き妖精達ですが、先に述べたようにアルーシャが呼び出した妖精ではありません。
家自体に住み着き、そこの家人の手伝いをするという性質をそもそも持っているのです。
工房で働いている妖精達も、その性質故に、という部分が多かったりもして。
でも小さい頃から知っている子供が頑張っていたら、助けてあげたくなるのが人情ってものですよね。
彼らは妖精ですけど。
さて、掃除担当のキキーモラですが、この子は某『ぷよぷよ』等にも出演しているので割と有名かと思います。
工房に住んでいるキキーモラも、見た目はまんま『ぷよぷよ』のキキーモラですからね。
イメージしやすいというのは大事なことです。
お掃除をしてくれるありがたい妖精ですが、夜中に機織りしだす傍迷惑な子でもあります。
工房に居るキキーモラも機織りが大好きですけれど、流石に夜中には機織りしません。
アルーシャとバンシーにシバかれますからね。
そのバンシーですが、読んで下さっている方の中には「バンシーはアンデッドじゃないか?」と仰る方も居られるかと思いますが、実は歴とした家憑き妖精なんです。
遠く離れた家族に身内の訃報を報せたりするらしく、アルーシャも両親の事故をバンシーから聞かされたという設定があったり。
そのバンシーの見た目ですが、この子はアトリエシリーズに出てくる幽霊のパメラさんをモデルにしています。
性格も穏和で明るく、みんなのお姉さんって感じです。
でも工房のバンシーさんは怒らせると、泣いて指差すので気を付けて下さい。
別にそれで死んだりはしないのですけど、バンシーに指差されていい気分にはならないでしょうからね。
分かっていてやっている、いわゆる悪戯です。
庭師のドヴォロヴォーイ君ですが、イケメン設定なのにはちゃんと理由があるんです。
このドヴォロヴォーイは基本的には汚いお爺ちゃんな見た目らしいのですが、中には美形で人間の女性と結婚したという伝承もあったりして。
そこから、工房のドヴォロヴォーイ君もイケメン庭師になった訳です。
でもすんごく無愛想。
ブラウニーのモデルは、ハイホーハイホーの方ではなく、人類が衰退した方の妖精さんでもなく、アトリエシリーズの妖精さんからです。
ホムも可愛いですが、私は妖精さんの方が好きです。
たまに勘違いされる方も居ますけど、童話『小人の靴屋』で靴屋を助けてくれたのはブラウニーではなく、見た目が似ているレプラコーンという家憑き妖精だったりするんですよね。
私も大人になるまで勘違いしてました。
さて長々と語って参りましたが、今回はこのぐらいにして、また次回と致しましょう。
アルーシャは設定が薄いので第二回が有るかは分かりませんが、また後付けで増えていくことはあるでしょうから、またその時にでも語らせて頂こうかと思います。
本当に増えるかは分かりませんけどね。
予定は未定ですから。