インフルエンザになりたくないから出掛けないと言っておきながら、イーサンに会いに行ってしまった(笑)。久しぶりに会えて嬉しかった。
 昼間は日差しが暖かだったのに、夕方から外は北風が吹いていて雪が混じっていた。今夜少し雪が降るらしいが積もりはしないらしい。寒いけど雪が降らないからやっぱり暖冬なんだろうな。私としては有難い冬だ。

 今日は阪神・淡路大震災の日であり、またしても口永良部島の噴火があったりと災害について考える一日だった。地震がなく一日が終わるとほっとする。いつから日本は災害ばかりの国になったのだろう。長い不況で生活するだけで精一杯な人が多いのに、被災して再建しなきゃならないって並大抵なことじゃない。政府からの支援なんて全く足りない額である。本当に生きにくい時代だなと思う。
 東日本大震災だってまだ復興も道半ばでまだまだ頑張らなくちゃならないが、政府はオリンピックのことは一生懸命だけど被災者支援を忘れてしまっている。この七年余り、どれだけの人が絶望して自殺していったか…。

絶望に慣れることは、絶望そのものより悪いのだ。
記憶もなく、希望もなく、彼らはただ現在のなかにはまりこんでいた。現に彼らには、現在しかなかった」
アルベール・カミュ 著『ペスト』より



 カミュの名作『ペスト』をこの頃読み返しているのだが、この一節が胸を刺す。阪神・淡路大震災で被災した方々も未だにつらい思いをなさってる人も少なくないだろう。私は祈り続ける。遠くの見ず知らずの誰かが心が少しでも癒えますように。








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