今日は月に一度の通院日だった。イーサンから付き添いに行けないって電話が来たのだが、鼻声で「小林麻央さん亡くなったよ」と言っていて寝起きの頭にガツンときた。亡くなられたんだ…。本当につらい闘病だったと思う。
 私も病は違っても闘病中で、心臓が肥大したら命はないって言われていて、日々をなるべく大切に明るく過ごすようにしている。明日はないかもしれないと思うと一日がかけがえの無い時間に思えて有難く感じる。あー今日も無事目を覚ますことが出来たな、あー無事に日付が変わるなとほっとするのだ。誰かの優しさや温かい言葉を戴くと本当にありがたく思う。生きているというのは、そうした日々の小さな幸せを寄せ集めて噛みしめるもののような気がしてならない。だから感謝して、誰かからいただいた優しさや幸せを誰かにまた返してゆくようにしようと決めている。
 命は儚く尊いもの。今日も誰かが精一杯生きていると思うと私も頑張らなくちゃと思う。小林麻央さんも本当によく生きた。二年八ヶ月という壮絶な闘病から旅立ち、ようやく楽になられたが、残された幼いお子さんたちは母親のいないままこれから長い人生を歩むことになると思うと、夫の市川海老蔵さんにはしっかり守ってあげてほしい。最期の言葉が「愛してる」だったそうだが、その言葉にはこれまでの感謝の思いと子どもたちをお願いという気持ちが入っていると感じる。

 小林麻央さんと市川海老蔵さんご夫婦を宿曜占いでいうと『栄親』という非常に良い関係。「栄」の相手は「繁栄」を表し、「親」の相手は「親愛」を表す。お互いに高め合い、相乗効果でWinWinな関係を築くことができるため、長く一緒にいると信頼関係が深まり、富や豊穣をも生みだすなどとてもかけがえのない存在になると言われている。海老蔵さんが麻央さんを栄え、麻央さんが海老蔵さんを親のように見守り支える関係。夫婦としては最高の相性だった。
 実は私とイーサンも『栄親』の関係。出会った年も海老蔵さんご夫妻と同じだったので、二人の関係性が手に取るようにわかる。私たちのように特に大きな喧嘩もなく、お互い穏やかに思いやり、尊敬し合い過ごしてきただろうと思う。与えられた時間を笑顔で過ごしてきたはず。
 私もできるだけ長生きして、イーサンのために力になれたらいいな、幸せにしたいなと願っている。私の力は微力かもしれないが…。

 今日は診察と検査があった。クリニック前の駐車場がいっぱいで遠くの駐車場に停めたためクタクタになった。しかも今日は暑くて汗だく。お医者様にいつものように「ストレスをためず、無理しないこと」を肝に命じられつつ、特に大きな変化もないまま診察は終わった。また一ヶ月、無事過ごせることを祈る。

 小林麻央さんのご冥福をお祈りします














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