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6月3日のこと

陣痛室は3つあって
全部埋まってたほど


3日は
出産ラッシュだったらしい


痛みで苦しみの声が
もろに聴こえる聴こえる


アタシが陣痛室に移動してくる前から
陣痛と戦っているヒトの声…というか
絶叫がものすごく響き渡り…
(ちなみに外人さん)



助産師さんの声
『子宮口何センチ』とかも
聞こえてくるの。


それ聞いて、
アタシなんかまだまだだぁ

子宮口全開まで
いったい何十時間かかんの


って、
ちょっと気が遠くなる思い…

アタシよりも
まーくんの方がそうだったかな



痛みがやってくる間隔が
ただ単に短くなるだけだと
思い込んでたアタシは…


こっからが死闘だった



痛みがやってくる間隔が短くなる

そしてーーー


痛みは10000000倍にもなる…



腰をトレーラーにバキバキに轢かれ
さらにバックして来てまた轢かれ…

みたいな



耐えられない…
どうしよう…
帝王切開にしてくれないかな…
産まれる前に死んじゃう…
ムリムリムリムリ…


痛みが来るたびに
震え上がっては
大絶叫していたおクル


さっきまでいた外人さん…
あんなに響き渡るくらい叫ぶわけだ


そこから

助産師さんに力まないようにって
言われてたんだけど

絶対ムリ
力まないでいられるわけない

こんなにこんなに痛いの
ダメだ
耐えられない…
耐えられない…
耐えられない…

↑多分、胸中このまま


もう日が変わってたことにも
全く気づかなかったくらい。


まーくんは眠いだろうに
ずっと付き添ってて
地獄だったよねって思う


子宮口を見に来た助産師さん。

アタシ、子宮口開くのが
速かったみたいで

見るまでは
『まだまだ』ムードだったのが


見てから
『もう8センチまで開いてて
    頭がもうそこまで来ちゃってる』って


そこから歩いて分娩室に移動。


歩いてる最中でも
遠慮なくアイツはやってくる…

あの恐ろしい痛みが


陣痛室から分娩室まで
ほぼ隣りの部屋なのに

辿り着けないかと思うほど
歩いたり止まったりで
繰り広げられる死闘



分娩室に着いてからは

また子宮口全開まで
『まだだね』ムードだったのが


『もう全開  頭そこにいる』って…


助産師さん & 先生は
早くても午前中いっぱいくらいは
かかると思っていたみたいで…


アタシ、相当な急展開を
繰り広げていたみたい


もう産む体制に入ったら
あとはアイツに全力で立ち向かうのみ



痛みも最高潮で
叫び声も最高潮だったと思う





6月3日  午前4時49分
2806g   女の子誕生






よく『鼻からスイカ』とか聞くけど
アタシは違ったかな。


出る時よりも

とにかく産まれるまで押し寄せる
陣痛の方がムリだった


出る瞬間も、とにかく
やっと陣痛が終わるーーーーーって


ただその一心のみでね。
死ぬ気で踏ん張ったのです







こうして母になりました



3日のお話し
つづく
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