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続きどすえ
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剛志 オキシトシンがあまり分泌されない人が、橋下に人気が出れば橋下に流れていく。そして、流されている間だけはオキシトシンが分泌され、ハッピーに感じるのでは?
信子 それは面白い見方ですね。
剛志 けれども、共同体に属していてオキシトシンが充分出る人ほどの満足感は得られず、本物のハッピーではないから、ときに攻撃的になったりする。
さきほどの「元気玉」ではないけど、そうした情念を民主主義は拾い上げているのかもしれないですね。
信子 しかし、2015年の大阪都構想をめぐる住民投票は、僅差ながら否決されました。ということは、みんながみんな流されているわけではないでしょう。
剛志 大阪にもきちんとした共同体は数多くありますから。たとえば大阪市には戦後のおよそ四千の町会の連合体で、葬式の手伝いをしたり、花火大会や運動会をやったり、回覧板を回したりするほかに、行政の手伝いみたいなこともやっているようです。これが都構想に反対した。
適菜 橋下維新支持者の分析をやった人に聞いたのですが、昔ながらの町内会活動を続ける地域は維新の支持率は低く、新興の集団住宅地は支持率が高いそうです。つまり、共同体から切断されてしまった大衆が橋下維新を支持したと。
剛志 それがリースマンの言う他人指向型なのですね。支持した中には、共同体から切り離された寂しい「個」がたくさん入っていたのでしょう。
適菜 前近代的な共同体が機能していれば、橋下みたいな人間は排除されていたでしょう。地域振興会は、そうした役割を担ったわけですね。

(中略)信子 私自身は橋下市長を支持していませんが、周囲には好きだという人は相当数いて、困惑しています。支持することそのものは否定しませんが、まさに同調圧力というか、彼らは私が橋下市長を支持しないことを許さないのです。友人と思っていた人も離れて行ったりしました。
剛志 さきほどの信子さんのお話だと、人間の脳は自己決定を嫌がり、むしろ逆に単純化することに快感を覚えるということでしたね。そう考えると、橋下支持が多いことは不思議ではありません。
適菜 茂木健一郎は、橋下のことを評価するとき、「爽やか」って言うんですよ。
信子 不思議な感性ですね……。
適菜 私は住民投票後の橋下の会見を見て、非常におぞましいものを感じました。
剛志 おそらくこういうことではないか……そもそも民主主義というシステムは利害関係者が多いから、その一人ひとりをいちいち説得して調整しようとすると膨大な時間とコストがかかる。それで寿命が短かったり突然死する政治家もいるほどです。だから民主主義なんか誰も本当はやりたくないわけです。
  そういう大変な手続きを吹っ飛ばしてくれる、独裁的に決めて人の意見を聞かないで民主主義政治を単純化してくれる人間を、「爽やか」と感じる人がいる…おそらくそういうことです。
信子 それって、思考停止ですよね。
剛志 政治に爽やかさを求める傾向は90年代以降に強烈になってきましたが、どちらかといえば左翼より右翼、保守系に多いのです。
信子 小泉純一郎元首相を支持したB層もそうですね。





中途半端になってしまったが、続きはまたいつか( ´・ω・)シ