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剛志 なぜ集団に属している人はハッピーに感じるのだろうが。
まず思い付くのは、もともと人間は群れるのが好きだからという解釈。これは人間というものは元来、個人主義的じゃないということになるでしょう。
もう1つの解釈は、同じ集団で居つづけると幸せになるからというもの。たとえば初対面のときよりも長く付き合ったほうが、お互いをよく理解できるようになりますね。彼の趣味は何かとか、僕の癖は何かとか、それぞれの個性を認知してもらえる。長く付き合っていろんな姿を見せ合うことで、相手の個性を知るわけです。これは一見、集団主義的に見えるけれども、ある意味、個人主義的とも言えるのではないか。
派遣労働者と終身雇用労働者がいい例です。「終身雇用だと組織に囚われて個が埋没している」なんてバカなことを言う人がいるけど、同じ組織に長くいるから、上司も部下も同僚も、お互いのことがよく分かる。これが派遣労働だと、数年で辞めちゃうから、個性も人柄も分かりようがないわけです。だから誰にも個性を認知されないまま。

信子 つまり、誰でも替えが利く部品になってしまうんですね。
剛志 ということは、集団に長くいて個性を認知してもらったほうが、オキシトシンはよく出るということも考えられますよね。ですから、集団主義とか個人主義の問題は、もう一度考え直したほうがいい。
適菜 そうですね。
信子 集団でいたほうが適応度が高い、という環境圧力に長らく曝されてきたであろうホモ・サピエンスですから、人間が集団への帰属を求めるのは自然な流れではあります。
剛志 集団に帰属しているからといって、個人主義とは反しないのです。逆に、共同体から切り離された個のほうは、人間の性向として集団に行かざるを得ないので、集団を求めて大衆煽動家やマスメディアに流されたりしてしまう。私は、これがポピュリズムの正体だと思う。
適菜 おっしゃるとおりです。トクヴィルは共同体から切り離された個は、大多数のものの一般意思に進んで自分を固く縛りつけることになると言っていますね。



済みません続きは近日中にm(._.)m