沖縄返還に際して、俺は偶然知っていたが、日米でこんなやりとりがあった。以下、中野剛志氏の言葉を引用する。

戦後、こういうことがありました。沖縄返還交渉において、佐藤栄作首相、そして田中角栄通産大臣は、アメリカにズルを仕掛けられた。当時、日本の繊維産業が強くなり、アメリカにどんどん輸出をしていたので、アメリカの繊維業界は怒っていました。そこで『沖縄を返還する代わりに日本企業の繊維輸出をどうにかしろ』と仕掛けてきたんです。
日本は沖縄という人質を取られていましたから、アメリカには逆らえません。やむなく、繊維の輸出自主規制というかたちで、繊維業界を納得させなければならなくなりました。
結果、繊維業界は『糸を売って縄を買うのか』と怒りまくりましたよ。繊維業界を売り飛ばして、沖縄を取り返すのか、ということです。世論も、佐藤栄作と田中角栄を叩きまくった。
しかし、佐藤栄作と田中角栄は、そうせざるを得なかったのです。沖縄を取り返さない限り、日本の戦後は終わりませんでした。日本の将来のために、申し訳ないが繊維業界には泣いてもらう、そういう断腸の思いだったはずです。これが、あるべき政治家の姿というものです。

沖縄の人達はこういう経緯を知ってんのかね?ま、殆どが本土からのプロ市民だろうが、騙されている沖縄の人もいるだろう。目を醒まして下さいと云いたい。
続きを読む