この世の中のどこかに存在する悪い本。そんな本いらない?でもきっとほしくなる。宮部みゆきと吉田尚令が贈るこの世でいちばん悪い本。

本屋さんで立ち読みして、ちゃんと読みたいなーと思っていたら、図書館で発見。シリーズで借りちゃいました。

悪い本です、と自己紹介する“ぬいぐるみ”たち。心に話しかけてくるように感じてしまう、絵です。素直に読んだら、ちょっと気味の悪い本なのですが、深読みすると怖い本。

誰かを消したくなるときがくる、嫌いになるときがくる。友情なんて細い糸のようなもので、簡単に捻れて切れてしまえば、黒い感情が流れてしまうのかもしれない。

いつかあなたも悪い本が欲しくなる、きっと。